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登場人物

読まなくても特に問題ない人物紹介

ネム 骨董屋の唯一にして最強の従業員。芝居がかった古風な口調と、いつでも眠たげな無表情、頭の鳳凰柄の朱色の手ぬぐいがトレードマーク。というかむしろそのド派手な手ぬぐいと、口調ばかりに意識が行くのか顔を覚えている人が少ない。しかし、ずぼらでぐうたらで気まぐれで冷淡な虎定先生を、一声かふた声で動かせるという特技がある。

 ほっとくとそのまま死にかねないズボラの先生の身の回りの世話を一手に引き受けているが、そのことについて異形連中から多大な賞賛と驚愕とそれ以上の同情を勝ち取っている。そのためか異形連中はネムに非常に協力的。

「ネム」は虎定先生がつけた通称。眠そうだからネム。作務衣の柄もネムノキ。本名は虎定先生にあげちゃったんだとかで、言われても誰も覚えていられない。

 芝居がかった口調は、「先生に呪いをかけられた」とかで、骨董屋を出れば普通の口調に戻る。が、本当にそうなのか、単に自分でそうしているのかは分からない。

 見えないがきちんと先生の事は慕っている。お気に入りは「あの可愛い耳」らしいが、ネム以外それが認識できていない。



虎定先生 骨董屋店主。多分確実に人間じゃない。物凄くめんどくさがりで物凄くやる気が無くて、物凄く物事に興味が無い。だから誰に対してもあっさりで一種冷酷。相手が男だろうが女だろうが人外だろうが美醜も年齢も立場も全く気にしない。興味がないので。骨董屋は「言われたから(とりあえず)やっている」とのこと。異形連中曰く、「逃げられないお役目」

 大概なんに対しても嫌々やっているが、ネムの言う事はそれなりに聞く。というかネムが言わないとほぼ聞かない。そんな訳で、お役目はやって貰わないと困るが、全くやろうとしないので途方に暮れていた異形連中はネムを崇めている。先生それが気に入らないらしい。

 会った人は「絶世の美人」という認識をするようだが、どうもその容姿の詳しい事は覚えていないらしい。元の姿は更にややこしく、きちんと実態を把握しているのはどうやらネムだけの模様。先生はそれでいいと思っているし、ネムにだけは実体も見せている。

 表には出さないが、異形連中曰くネムの事は「愛する」を彼方に飛び越えているのだとか。夫婦より強く、兄妹よりも深く、半身すらも超越して、いっそその身を取り込んでしまいたい。そのうちほんとにそうなるんじゃないかな、とネムは思っているが、特に抵抗はないらしい。

 虎定の名前は多分昔付けたんじゃないかな、自分で。くらいの認識。異形連中からは「雑ざり」と呼ばれている。異形連中がネムに好意的なのがちょっとむかつく。




異形連中 なんか骨董屋とかその近辺とかにいる良く分かんないものたち。有名どころから名前のつかないものまで多種多様。基本的に虎定先生より弱いので、悪さはしない。たまに暴走する。虎定先生は怖くて、ネムはそんな先生を一声で動かすので連中の中では先生<ネム。そのためネムには非常に協力的。

 先生の「お役目」について知っているらしいが、誰も語ろうとはしない。お祭りごとや面白おかしい事が好きなので、見た目によらずそういうことの好きなネムを連れてよく遊んでいる。基本的なレギュラー出演は「白いの」「黒いの」の二人。




篠原 巻き込まれ雑用。ネムの大学での友人で、なんだかんだあってネムの助手というか骨董屋のレジ担当をしている。いわゆる「みえるひと」。普段は無視するが、めっちゃいる異形連中にビビって反応してしまい、その突っ込み体質と世話焼きが災いして一気に引き摺りこまれた。わりとどこにでもいる若者といった風情だが、それなりに美形なのでそれなりにモテる。ネムはゼミが同じで、ちょっと抜けてるので世話を焼いていた。友人以上には見ていないし、先生が怖いので必要以上には近寄らない。ネム自身はこの距離感が楽で空気も読める篠原をわりと気に入っている。先生の本来の姿を感覚的に理解しているらしいが、知った所で益も無く、多分知ったら人としての人生が終わるので、考えるのを止めた。店の雑用になってからは、店唯一の人間で天然「みえるひと」のために、よくよく霊媒とかに使われてしょっぱい思いをすることになる。

ネムの大学でのほんとにそこら辺にいるモブ然とした姿と、骨董屋での芝居がかった姿のギャップにマジビビりしたけど2日で慣れた。



白いのと黒いの 白いのは元から異形として生まれついたもの。いつからいるのかは定かじゃないけど、大分長い事存在している。

夢魔の一種らしく、人の夢を渡り歩いては気紛れに夢をつくり変えたり悪夢を見せたり逆に悪夢から救ってやったりしている。愉快犯的思考なので、いまいちやりたいことが良く分からない。わりと高位。黒いのといつも一緒にいるのは、黒いのが白いのの眷属のようなもののため。でも力関係は黒いののほうが上。黒いのを自分のものにしたくて殺し、眷属にした。と本人はちょっと申し訳なく思ってる。明るめの表に出さないヤンデレ。

 黒いのは元人間。結構古い時代の人で、字書きだったらしい。夢に憑りつかれるようにして衰弱していた時、その夢の中で白いのと出会う。多分やった張本人であろう白いのに惚れてしまい、結局死ぬ間際に白いのに取り込まれるようにして夢魔になった。白いのは自分が無理矢理引き摺りこんだと思ってるけど、それで一緒にいられるならと最終的に許可したのは自分だしいいのにと思ってる。隠してるつもりらしい白いののヤンデレ執着に気付いていて、別にどこにも行かないのになーと苦笑気味。実は白いのも気づかない程白いのに執着している事を自覚しており、多分白いのよりはるかに病んでいるが、それを自分で自覚しているために、白いのの意識が別に向かない限りその片鱗すら出さない。

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