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#16 エピローグ

ハッピーバースデートゥーユー


ハッピーバースデートゥーユー


ハッピーバースデートゥーユー ディア・・・


「姉さん、何て言えばいいだろう?」


「パパでいいんじゃない?」


「おいおい、パパはやめてくれよ。」


あれから3年。

俺が深夏と冬樹を引き取り、3人で一緒に暮らしている。

冬樹の病気も完治し、今までが嘘みたいに平和だ。

冬樹と一緒に暮らしていたときみたいな暗い雰囲気もなく、家は常に明るい。


ハッピーバースデートゥーユー


ハッピーバースデートゥーユー


ハッピーバースデートゥーユー ディア パーパー


ハッピーバースデートゥーユー



――――――――――――



「エリー、また依頼だって。次はイギリスだそうだよ?」


「えー!今日本よ!?全く人使い荒いわね。休む暇もないわ〜。」


拗ねてテーブルに突っ伏す。

2人で綺麗な夜景がよく見える、日本のレストランで食事をしている。

私とダグラスはあの後間もなく結婚。

しかしお金も職もなく、能力を生かして元々入っていた組織で働いている。

毎日世界中を渡り歩く、多忙な日々だ。

ダグラスはステーキを食べて、私の肩を叩く。


「でも、これが終わったら念願の結婚式だよ?3年待ちに待った。」


「それはそうだけど・・・」


ちょっとぐらい休みたい!そう言ってまた突っ伏す。

ダグラスも流石に呆れ顔だ。

だが、少し経つとすっと立ち上がって、


「もう!こうなったらさっさと終わらせるわよ!行くわよ!ダグラス!」


「ちょ・・・ちょっと!ステーキまだ食べ終わってないって!ちょっと待ってくれエリー!」




――――――――――――



「夕姫、ただいま。」


そう言ってドアを開けてリビングへ行く。


「あっ、おかえりりゅうくん。今日はちょっと遅かったね?」


エプロン姿の銀髪の女性が出迎えてくれる。

僕は今大学生だ。

気がついたら僕は病室で寝ており、隣にこの人、夕姫が座っていた。

その前の記憶はない。医師によると、飛び降り自殺をして奇跡的に助かったが、頭を打ったようで記憶を失ってしまったらしい。

両親はもうこの世には居なく、両親の遺産の10億円で生活している。

この遺産にしては多い、10億円ものお金。知らない間に口座に入れてあったらしい。

また、元々使っていた家を僕が引き取って夕姫と一緒に生活している。


「ごめんごめん。ちょっと用事があって。あ、そんなことより」


鞄をソファーに置き、ポケットに装飾された四角い箱を忍ばせる。


「ん?どうかしたの?」


「ちょっと目を瞑っててよ。」


「どうして?」


「いいからいいから」


夕姫は渋々目を瞑ってじっとする。

そして僕は夕姫の手を取り、ポケットから四角い箱を取り出して手のひらに置いた。

プレゼントだよ、と。


-Fin-



 

タルタロス完結です。

ここまで見てくださった方本当にありがとうございましたm(_ _"m)

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