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私は本当に疲れ切っていた。
私は本当に疲れ切っていた。
来る日も来る日も仕事、仕事。
「なにか面白い事起きろっ!!」っと言い聞かせて早数年。
「もう幸せとか二度と来ないのかも・・・」 そう、思い始めた頃だった。
そんな頃、私はある男性と出逢った。
その男性と出会って、いくつもの時間を越え、幸せな生活を繰り返した。
だけど、何事にも永遠は存在しない。 物事には、必ず終わりが存在する。
だから、私達の関係も終わった。 あなたの死を持って終わりを迎えた。
若かったと思う。 享年、29歳。 本当に若くして亡くなったと思う。
だけど、それは神様の決めたこと。 だから、ちっぽけな人間は従うほかないのだ。
だけど、その決断にあなたは抗った。 神様に抵抗して、あなたは再び生を享けた。
そう――・・・ あなたは幽霊として、再び私の目の前に現れたのだ・・・。