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アンコウ大きいな


「面白いことになってきたな」

「いやいや面白く無いからね!」


ぐい


「うわ」


同じ身長ほどのイチルに身体を持ち上げられた。

スゴイ腕力、そして、すごい足腰だ


「ちょ、イチルさん、何処に行く気!?」

「しらね」

「えぇええええええええええ!?ちょおおおおおおおお」


兵士を蹴倒し扉を破壊

完璧贖罪の猶予無しだよねぇぇ!?これ





気がついたら、森の中でした。


「はっっ」


赤ちゃんが人の顔をべたべたと泥のついたてで触っていた。


「……やめて~」


抱っこすればきゃっきゃと喜ぶ

身体を起こせば湖を見つめるイチルが居た。


「イチルさん、なんで赤ちゃん攫ったの?この子には罪が無いはずだよ」

「俺にも、罪は無かった」


え?


イチルさんは恐らくゼシル家で盗んだと思われる煙草をふかしながら静かにそういった。


「お前も身に覚えあるだろ、『漆黒』だから呪われてるってな」

「赤ちゃんには関係ないと思うよ」

「……ふ、そうだな。そいつ自身には無いな、そいつも俺と一緒だ」

「あのー、浸ってるところ悪いけど、全く意味わかんない」


イチルが煙草を湖に放り投げるとデニムっぽいズボンのポケットから紙切れを取り出した。


「・・・・・・」

「え?イチルさんもしかして説明終わり!?」


変なところで寡黙な人だ。もう言いようが無い


「はぁ」


がさ

「ん?」


イチルが紙をポケットに突っ込みながら立ち上がった、ポケットからキセルを取り出し火をつけた。

あなたベビースモーカーですか?


「って、何処行くのォォ!?」


さっさと歩いていこうとするイチルの腕をつかむが気にせずスタスタと歩かれる。


「うっせぇなぁ、俺は俺の道を行く。どの道、俺とお前じゃ何の縁もないしな」

「そんな今更困るよー!?」

「お前変な力あるならそれで国の一つや二つぶっ飛ばして恐怖制裁くだしゃぁいいじゃねぇか」

「それじゃ駄目なんだよ!!」


アタシの大声にビックリて赤ちゃんが泣き出してしまった。

しかしイチルも立ち止まった


「駄目だよ、力だけじゃ……アタシ達は『心』があるんだから、話し合えば分かるはずだよ」


イチルが振り向いた。見下しポジション


「阿呆か」


そして歩き出す


「あぁぁああああ」

「寝言は寝て言え、せめて俺のいないところで勝手に言ってろ、むしろ永久に喋るな。それがいいそうしろ、できないなら永眠してろ」


なんかめちゃくちゃ酷いこといわれてる。


「じゃあイチルさんは、何処に向かって生きてるの?」

「・・・・・・」


はい、シカト


「イチルさんは、戦争を望んでいるの?」

「あのさぁ」


もう一度立ち止まり、座り込んだ。背中しか見えない


「俺がいつ戦争の話したよ」

「え?あ、本とだ」


戦争の話なんて一回もしてなかったわ、あははー恥ずかしい


「……きれいごとだけじゃ、国は守れないんだよ」

「え?」


イチルは煙草の煙を口から吐いた。空に向かって出された煙は大気と化して消えた。


「口だけならどうとでも言える。お前は言葉だけで人を救えるか?そんなわけないだろ……だからお前は変な力もってるんだろう。その力、お前は何のために使う」


「分からない」


即答すると、彼女の手が止まった。


「正直分からない、あたしが何をしたいのかどうしたらいいのか。でも分かっていることは一つ。『挑みたい』の、もう……逃げたくないの」

「何に挑戦すんだよ、ばーか」


後ろ頭にズッキされた。


「ようは、強くなりたいんだな」

「え?あー、うん多分」


わかんないけど


「じゃあーそうだな、よし」


立ち上がった


「俺が、鍛えてやるよ。武術は習っておいて損はないぜ」

「え?あぁ、うんありがとう」


手を差し出されその手を取る

うん、なんでそうゆう流れになったんだろう……イチルさんって……聞き取り能力無い?



「とりあえず、この国出るぞ」

「えぇ!?」


なんですと


「どうせ追われるのには慣れてるしな」

「いやいや、わけがわからな……」


湖からアンコウが出て来た。

ありえないぐらいでかいおっきなお魚


「えー」


もう、ホント


ばっくん!!!



何がなにやら・・・・・・え!?喰われた!

お気に入り件数40件突破!ぱふーぱふー(効果音)

愛されて五十話きました。

はい、まったく戦争に関与できてません!

せっかくできた仲間と出会えない、やっぱり不幸な主人公ですが、みなさん絶えず応援してください^^

なにか(はやく元キャラ出せ・戦争終わらせろ・ギャグないぞー等)コメントがあればドウゾ~



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