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太郎君と話術


お昼になった。

この世界ではどうやらアタシは前いた世界と同じ日数居なくなっていたようだった。

21日間

三週間ピッタリに帰ってきてしまったようだ。なんだろう、元がこの世界なのに落ち着かない


(家出した娘が自立に失敗した出戻りみたいでいやだねぇ?太郎君)


太郎君を抱いて1階に行き、リビングの扉を開けた。


(……ただいま)


返事は無い

誰も三週間経っても帰ってきていなかったようだ。三週間前放置していたコップが埃をうっすらとかぶっている。


(ある意味この家の主ってアタシ?)


じゃあローン払わないといけない?


「マジスか~」


あ、そういえばコレもどうにかしないといけないな、どうやって直そう。


「まじすかまじすかまじすかまじすかまじすかまじすか」


とりあえず満足するまでいってみた。


「まじすかまじすかまじすかまじすか」


疲れた。やめよう


「まじすか~」


ヒトリでここにいてもお昼はないし、財布を持って外に買い物に行くことにした。

どうせ今は学校がある時間誰かに会うことは無いだろう。会うとしても奇異な目でしか見てこないオバサンだけだろうし


歩きなれた道を行く

わりかし家から学校は近く、通っている高校が目にはいった。後もう少しで卒業だけど……あたし卒業できるのかな、出席日数やばくない?あ、大丈夫か先生もともとアタシの存在忘れてるし誤魔化せればいけるか……

うわ、可哀想だなアタシ


「若葉さん?」



声がしたほうを振り返る。


『まるでピエロみたいね』


「同じ中学だった飛鳥よ、覚えてる?」

(委員長?)


女子学級員長、その名は……なんだっけ


飛鳥アスカ真菜、覚えてないでしょう?無遅刻無欠席の皆勤さん」

「まじすか…………」


そうだった今、マジスかしかいえないんだった。


「ヤッパリ覚えてなかったのね」

「ま、……」

「いいわよ、別に。私もさっき会うまで忘れてたから」

「マジスか」


それはそれで悲しいよ?

怒っているわけではない逆ハの字の眉にやけに似合ったショートヘアに小さいめがね……これぞ才女といった感じの制服に良く似合っている。頭いいところにいったんだろうな


「あなた今までどうしていた?」

「ま、……。」


えへっと笑って誤魔化す


「またその笑顔ね、前から思ってたんだけど貴方って……あら」

「……(汗)」

「その人形、何?大事そうね」

「ま、……」


コクコクと頷く


「ふぅん、まぁ人の趣味はそれぞれよね、ところで貴方知ってるの?」


何を?


「貴方のおねえさんヤクザにはいっちゃったらしいわよ」

「マジスか!」


そりゃビックリ


「それで、彼……あなたの幼馴染の信生くん?かれ手酷く振られたらしいわよ」

「マジスか」


信生やっぱり姉ちゃんに弄ばれていただけか……まぁ、夢見れて良かったね

っていうかどんどん我が家が崩壊していく、元々だけど、あは!


「まじすか~」

「貴方そればっかりよね、他に何か思わないの?」

「ま、…・・・」


いい加減何か思ったらしい飛鳥はジーとユイを見つめた。


「ふざけてる?」


太郎君を前に出して誤魔化すように笑った。


「ちょっと来なさい!!」


連行


「ま、マジスか~!?」


アタシいま超空腹なんですけど!?

こうしてアタシは彼女の家へと連行されていった。


まじすか~

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