妖怪のモンスター娘
「よし! まずは、最初のモンスター娘を探すぞ!」
僕の旅は、まだ始まったばかりだ。
「今日はここで野宿しよう」
僕は、草原のど真ん中にある、大きな木の根元でキャンプすることにした。
「火よ、起こせ」
手から炎を出す。
すると、みるみると枝が集まり、焚き火の形になった。
「ふぅ……疲れた」
今日の戦闘を思い出す。
「まぁいいや」
それよりも、今はモンスター娘だ。
明日も探してゲットするぞ!
「ん? あれはなんだ? ……人影?」
森の奥の方から、人らしきもの見えた。
こんなところに人がいるはずがない。もしかすると……モンスター娘かもしれない!
「行ってみるか」
森の中に入ると、どんどん暗くなっていく。
しばらく歩くと、開けた場所に出た。
そこに、一人の女性が立っていた。
「なんじゃ、おぬし」
その女性は、着物を着ており、頭に狐の耳があった。
「あなたは……妖怪のモンスター娘ですか?」
「ようわかったのう」
彼女はニヤリと笑った。
「どうしてここに?」
「なぁに、少し散歩をしていただけじゃ」
「そうなんですか……」
「ところで、お主は?」
「僕は、旅をしている者です」
「ほう……それで、ここに来た目的はなんじゃ?」
「モンスター娘を探してきました」
「ほぉ! それは本当か?」
彼女の目が光った。
「はい!」
僕は、ゲットリングを取り出した。
「これを見て下さい」
「これは?」
「これはゲットリングといって、モンスター娘を捕まえることができる道具です」
「なるほどのう」
「これを、使ってモンスター娘を捕まえたいのですが」
「よいじゃろう、いいやつを教えてやろう」
「ありがとうございます!」
僕は喜んだ。
「というこでのう、わらわをゲットしてくれ」
「はい?」
「だから、わらわを捕まえてくれと言っている」
「いいんですか?」
「構わん、わしは、もう何百年も、封印によって、この森から、出れないのじゃ」
「なるほど……」
「外の世界を見てみたい、おぬしに、ゲットされれば、もしかしたら、封印を解除できるかもしれぬ」
「わかりました」
僕はゲットリングを手に持ち、彼女に向けた。
「では」
「うむ」
ゲットリングを投げると、光に包まれて、消えた。
「これで、完了じゃ」
「おお!」僕は驚いた。
「これで、あなたは僕のものですね」
「そういうことになるな」
「さてと……」
僕は、立ち上がった。
「それじゃあ、行きましょうか」
「どこにいく?」
「もちろん町ですよ」
「そうか」
「一緒に来てくれるんですよね?」
「仕方ないのう」
こうして、僕は旅のパートナーを手に入れた。
「それでは、町に向かいますよ」
「ああ」
僕は歩き始めた。
「ところで、名前を聞いてませんでしたね」
「そういえばそうじゃの」
「教えてもらえますか?」
「わらわの名は、タマモ」
「では、改めて、僕はユウキ。よろしくお願いします」
こうして、僕は旅を続けることになった。
タマモは、森から、無事に抜けることが、できた。
長い時間かけてようやく抜け出すことができたのだ。
「ふう……やっと外に出られたのじゃ」
目の前には、広大な平原が広がっていた。
風が気持ちいい。
「いい景色だ」
思わず見惚れてしまう。
「ここからどうするかのう?」
「街に向かおう」
「そうじゃの」
僕たちは、街に向かって歩いた。




