初めてのモンスター娘
僕は、自分の故郷を離れ、最初のモンスター娘を探しに、草原に来ていた。草木が生い茂っているため、視界が悪い。
「さてと……」
辺りを見渡す。
すると、遠くの方から声が聞こえてくる。
『キャアァ!!』
「なんだ? 悲鳴?」
女の子の声だ。
僕は、急いでその場所に向かって走った。
近づくにつれて、はっきりと聞こえるようになってきた。
「誰か助けてください!!」
間違いない。今度こそ、モンスター娘を見つけたぞ!! さらに走るスピードを上げる。
「待っていろよ! すぐに行くぞ!」
やがて、その姿が見えてきた。
そこには、二人の少女がいた。
一人は金髪の少女。もう一人は、黒髪の少女だった。
二人は、狼娘に襲われていた。
「くっ! もうダメですわ!」
「諦めないでください! お嬢様!!」
二人ともボロボロになっている。
このままだと、危ない!!
「君は、狼娘だね!」
そう言いながら、モンスター娘に近づく。
「誰だお前は!」
「僕は、モンスター娘マスターになる男だ!」
「何っ?」
「そのために、君が、ほしいんだ!」
「そうか、なら死ね!」
狼娘は、爪を振り下ろしてきた。
「うおっ!」
ギリギリかわすことができた。
しかし、次の攻撃が来る!
「まだまだ!」
今度は牙を剥いて噛みついてきた
。
「あぶなっ!」
間一髪避ける。
「どうした! 逃げてるだけか?」
僕は、ゲットリングを光らせる。
そして、魔法を使った。
天使の輪のような、光る魔法のリング。
これをモンスターに、投げることで、モンスターと仲間になることが、できる。
「喰らえ!!」
僕は、光のリングを投げた。
「なに!?」
見事命中し、光るの輪の中にモンスター娘を閉じ込めた。
これが、首まで、しまり、首輪になれば、モンスター娘をゲットすることが、できる。
モンスター娘は、僕の方を見た。
「くそう、ゲットリングか」
「これで、君は、僕の仲間だ」
「ふん! 誰が貴様なんかと!!」
狼娘は、光の輪を嚙みちぎった。
「そんな!?」
「残念だったな」
「くそ!」
狼娘は、逃げた。
「覚えてろよ」
と捨て台詞を残して。
「大丈夫かい?」
僕は、襲われていた二人に声をかけた。
二人とも、傷だらけだ。
「ええ、ありがとうございます」
「ありがとうございます」
「いや、無事でよかった」
「わたくしたち、これから町に行くんですけど、もしよろしかったら、ご一緒いたします?」
「すいませんが、モンスター娘をゲットしないといけないので」
「そうですか、わかりましたわ」
「また会いましょう」
と言って、二人は去っていった。




