モンスター娘マスター目指して
美しい美少女のモンスター娘たち。
この世界には、いろんな、モン娘達がいる。
モン娘達をゲットして、戦わし、モンスター娘大会で、勝つ。
優勝して、モンスター娘マスターになる。
それが、僕の夢だ。
今日、俺は、モンスター娘を求めて旅をする!
「お兄ちゃん……」
妹のミサキが、心配そうな顔でこちらを見る。
「どうしたんだ? そんな顔をして」
「ううん……なんでもないよ?」
そう言って笑う彼女の顔は、どこか寂しげだった。
「いってくるよミサキ」
「うん……気をつけてね!」
玄関で靴を履きながら、笑顔の妹に手を振る。
扉を開けると、眩しい朝日が差し込んできた。
「よしっ!」
僕は自分の頬を叩き、気合いを入れる。
最初のモンスター娘を見つけてみせるぞ!!
そしてゲットしよう。僕の夢のために!!!
まずは、博士の元に行こう。あそこには、たくさんの資料があるからな。
「おはようございます!」
研究所に入ると、白衣を着た女性が出迎えてくれた。
彼女は、僕にいつも優しくしてくれる人だ。
「あら、おはようございます。今日も元気ですね」
「はい! ところで、博士はいらっしゃいますか?」
「えぇ、奥の部屋にいるわよ」
「ありがとうございます!!」
僕は彼女に一礼すると、急いで部屋に向かった。
部屋の中へ入ると、大きな机の上に山積みになった書類や本があった。
その真ん中で、一人の男性が椅子に座っている。
彼は、この研究所の所長であり、僕の師匠でもある。
「おはようございます! 博士!」
「ん? おお、おはよう」
「あの……また徹夜ですか?」
「まぁな……それより、今日、旅に出るんだったな」
博士は鞄の中から、小さな箱を取り出した。
「これは、ゲットリング」
それには、一つの指輪が入っていた。
これは、博士が作ったアイテムの一つだ。
「これを指にはめてみろ」
「わかりました」
僕は言われた通り、左手の中指に指輪をつけた。
すると、指輪が光りだした。
「これで、ゲットリングを使って、モンスター娘を捕まえることが、できる」
「はい!」
「それともう一つ」
博士はもう一つの小瓶を取り出す。
中には液体が入っているようだ。
「それはなんですか?」
「ポーションだ」
「へーこれがそうなんですか」
初めて見た。
「これは、体力を回復させる効果がある」
「すごいですね!」
「だが、これでも回復できるのはほんの一部だけだ」
「どういうことですか?」
「いいか? この世界では、モンスター娘の他にも様々な種族が存在する。その中には、人間よりも遥かに強い力を持つ者もいるのだ」
確かにそうだ。
「大怪我だけは、気をつけろ」
「はい!」
「あとこれも渡しておく」
博士はポケットから何かを取りだし、それを僕に投げてきた。
慌ててキャッチする。
「これは?」
一冊の本を渡された。
「それは、モンスター図鑑というものだ」
「モンスター図鑑!?」
「それで、モンスターのことを調べるといい」
「はい!」
「じゃあ、そろそろ行くんだろう?」
「あっはい! それじゃあ行ってきます!」
「ああ、気をつけてな」
こうして僕は旅に出た。
まずは、最初の町に向かうことにした。
道中でモンスター娘を見つけるために……