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王伝編集官   作者: 卵星店長(代理)
1章 雷の匙加減
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王伝編集官 リノのなぜなに講座 (2)天印は天下のまわりもの

 今回の「天印」についてお話する前に、「天印」と並び記される「王印」のことから始めます。「王印」とは王に必要であろうスキル等の詰め合わせというのがわかりやすいでしょうか。さらに簡単に言えば王さまが持ってると便利だよと。これは「加護」に似ていますが「称号」ですね。どんなスキルがあるかは後ほどいくつか挙げましょう。


 さてこの「王印」、よく見なくても王族の方がお生まれになった時点で持つものですが、稀に滅びた国や王さまの知らないお子様がいらっしゃることもありまして総数は把握できてません。大人の事情というやつですか。そして持ってる方すべてが王になるわけでもありません。王の席には限りがありますし。


 「王印」の代表的スキルに「神眼」「武術」「魔術」などがあります。「神眼」は前回出てきた「観察」の上位版です。上から「神眼」「観察」「鑑定」となり上位のスキルは下位から見られません。後の2つは系列スキルといいまして、「武術」なら「剣術」「槍術」等、「魔術」なら各属性魔法となり、この時点で無敵じゃなかろうかと思われますね。ただし今言った中でも「神眼」以外はきちんと教えを受けなければ使用できません。つまり「王印」は教育を受けないとただの飾りということですね。まぁ スキルの多くはそうですが。この先のスキルについてはまたの機会にしましょう。


 実はここまでの話は「天印」もほぼ同じでして、ちがうのは数の違いだけです。「天印」は過去に9例しかありません。9名と言わないのは「天印」はある時点で持ち主から消えるのです。一時的にしか存在しない理由は「天印」の固有スキル「天啓」にあります。有名なのですと天に選ばれし英雄、「勇者」ですね。

まぁ 王伝や歴史書には英雄も勇者も言葉では表記されてませんが。書籍化される際に民衆うけするよう美化されるものなのです。

 

 そうそう、これも言わないと。今では王伝メインになってますが、王伝編集官の始まりは「天印」を持つ方々の足跡を後世に伝え広めるためのものでした。「天印」が世に表れるのは歴史が大きく動くとき。それだけ僕の役割は重要で、さらに気を引き締めなければと思う次第です。

(あれ・・・なんだろう 自分で言ってすごいプレッシャーがきたよ)


 ・・・それでは今回はここまでです。また・・・次回 

リノ君はまたしてもプレッシャーで凹んでいますね。

過去の「天印」に関わった中では最年少なのでしかたないですが、

そんなことはどの書物にも載ってないというのが気の毒です。

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