香奈side
「…奈!香奈!」
前を見ると塾友の石橋莉乃がいた。あー。もう授業終わってたんだ。
「何?どうしたの莉乃?」
「どうしたのじゃないよ!香奈ったらずっと呼んでるのに気づかないんだもん!耳悪くなったのかと思ったよ」
「ごめんごめん!ちょっと考え事してた」
「もう授業終わったよ。カフェ行かない?頭使いすぎて糖分補給しないと次の授業やる気出なくなっちゃう」
「いいよ」
私と莉乃は教室を出てカフェに向かった。カフェに着いた私と莉乃は空いてる席に座って注文した。私たちの通う塾は一時間の授業が土曜日は4コマ立て続けにあってその後一時間半の休み時間がある。この時間は塾の隣に併設されたカフェでお茶をしてもいい。そしてそのあとまた一時間の授業が2コマある。合計で6コマ。でも平日は4コマしかないから一時間半の休み時間なんてない。暫く待っていると注文したものがきた。私と違って莉乃は比較的たくさん食べる
(よく食べるな~)
食べ始めると私と莉乃はお互いの学校の話をしあった。
「あっ!そう言えば紅葉ちゃん桜ノ宮受験するって言ってたよ」
「紅葉ちゃんがうちの高校に!?なんか意外」
「なんか香奈と同じとこ行きたいんだって」
「ふ~ん。悟くんは青嵐だったっけ?」
「そうそう。無理だからやめろって言ってんのに受けるって意地はってさ」
「まあまあ。悟くんにだって挑戦くらいさせなよ。だめだったら公立行けばいいんだからさ。」
「そうだね」
「莉乃。そんなにゆっくり食べてる暇ないよ。あと20分で次の授業始まるよ。私は先に行くね」
「嘘でしょ!?急がなきゃ!」
そして私は先に会計を済ませて教室に戻った。




