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Brain-Wars  作者: 大山鳥 鈴
Ability society series
6/20

任務

 入部してから数日後、信達に招集がかかった。


「ちわす。って…俺が最後ですか」

「おう。来たか…全員来たから始めるか」


 ルーム内には小早川を含めた6人。小早川が前に出て

「始めますか。まずはこちらを見てください」

 と言いプロジェクターをつける。画面に映っているのは近くにあるショッピングモールの見取り図ようなものだった。


「こいつは…」

「説明をするとまず昨日、次の日曜日にこのショッピングモールで立て籠もり事件を起こすという脅迫文が警察に送られました。続きはゲキハ君」

「了解です。といううわけだ、そこで俺らは紫花を除いて4人がこの建物の警邏を行う」

「OK」「了解です」「心得た」

了承をする3人。

「…私は?」

仕事がない紫花はそう聞く。

「お前は向こうの本部にてオペレートをしてくれ。これは意外と重要な役だ。頼むぜ」

「は、はい‼」


「ところで相手の能力は判んないんですか?」

「それは、当日に判るでしょう」

「…」


「それでは、当日の朝8:00に来てください。早ければ早い方が良いですけど」

それでその日は解散になった。


 夕日が沈み始めている帰り道に2人で帰る信と紫花。

「あのさ~」

「ん?」

「小早川センセイがさ、『当日になれば判るでしょう』って言ったじゃん。あれってどういう事なのかな?」

「それって。能力かもね」

「能力か…それはありかもな」


 家に帰ってYAHHA‼で「能力」について検索をかけた。

『能力:20XX年より表れた…』

「う~ん。探しているのと違うな。じゃ、次は…って」

電話が鳴る、相手は激波。


「もしもし」

『よ~。俺だ。ショッピングモールの警邏班を分けていなかったからな。連絡だ』

「どんな配置ですか?」

『1階と2階はAPPO静林県支部のメンバーが見回る。俺は最上階の6階を回る。そんで下に向かってドラゴ、翼、そんでお前だ』

「…分かりました。一つ聞きたいんですが」

『おう?』


「先生の能力ってあるんですか?」

『えぇ~、知~らね』

「そうですか…じゃお休みです」

『おう、お休み~』


「…APPOって?」

検索をかけてみるがAPPOについての情報はほとんど見れなかった。


 その日曜日、大きなキャンピングカーの近くにメンバーが集まった。

「ふむ。全員来てくれましたね…では、3人にはこれを」

小早川が渡したのはブレイン。

「犯罪者がいたら即時起動してください」


(なぁ、あんな子供が隊員なのか)

(みたいだな…でもそんなに強くないんじゃ)

小さな声で話す付近の大人たち。


翼だけにはその声が聞こえていた

「いや~、いろいろ言われているな」

「あんな大人は一本背負いしてやる」

「辞め~い」

色々と悪態をつきながら警邏を始めた。


『それじゃ今からショッピングモールが開きます。注意しながら警邏を行ってください』

小早川からの通信が入った。


『始まるから注意はしてろよ』


 警邏が始まって2時間たったが犯行は起きない。

「来ないな…。あいつは」

4階の翼は異変に気づく。


「ふむ、早く出てくるといいんだが…」

5階には異変が起きていなかった。


『1,2,3は異常なしです』

「5階は異常なし」

「6回も問題ないぜ」


『では、翼君…』

「いや、こっちに怪しいのが一…がっ‼」

通信が切れた。

『翼…‼』

ショッピングモールの非常ベルが鳴る。


『やられましたね…ショッピングモールの通信系統がやられましたね。中のことは4人で対処してください。通し…んが…切…れ…』

『やるしかないようだな』『…』『やな輩だ』


『ブレイン起動‼』

3人は4階へ向かった。


 一方4階では、ピエロのような仮面をつけた男たちが人質を縛っていた。

「さて、買い物や休日を楽しんでいた諸君。気分はいかがかな?」

(こいつらホントに悪人のセリフしか吐けないのか…)

呆れている翼。ブレインは私服で起動中。

「あ~。もしもし、ただいまショッピングモールを制圧した。今から1時間後に現金5億を用意しろ。できなければ5分ごとに一人ずつ撃つ」


(…さて。信、がこの階に居るな)

「人質の諸君も暇だろう。殺す順番でも決めておくかな」

(信がいたら銃の種類やら特徴やら言うんだろうな…)

 男が持っていたのは拳銃。リボルバー式の様にも見えた。


「さて作戦は、こんな感じだ。信が相手の気を引きまくって、とにかく人に弾丸が当たんないようにしろ。当たりそうな弾丸はドラゴが落とせ。俺が抑えに行く。紫花、同時並立能力をつかえ」

『はい。連結リンクを使用します』

「これは…」

『今、信の能力を二人に貸ている感じだね。でも早くしないと酔ってきちゃうから注意が必要』


「そんじゃ3分でドンだ‼」


 激波の合図で一斉に動く三人。

「なんだ。テメーら。撃っちまえ」

一斉射撃が飛ぶが、全て避ける信と全て落とすドラゴ。

「遅っそ!こんなの余裕ーだわ。そもそも近年ではクリップあるいはスピードローダーと呼ばれる装填用部品(装填用機器)が改良され、装填速度は改善されたが、それでも自動式拳銃と比較すると大きな差がある回転式拳銃リボルバーで俺に撃ち合いをするのは馬鹿だな。」

「信、説明が長い&諄っい‼」


「どけどけ。こいつで御縄につけ」

槍で3回突きをし5人を吹き飛ばす激波。

「激波さん。この部屋にあと一人います。能力は気配を消す能力です」

「報告ご苦労。紫花、翼の耳を俺と連結リンクしろ。」


 翼の能力は、風を読む力。例えそれが息であろうと何であろうと風が起きれば場所がわかる。ただし、意識していないと使用することはできない。


「近くの棚の上です」

「逃げれると思うなよ…そ~れ‼」

槍を思いっ切り投げる激波。


「よっしゃ、よっしゃ。捕まえた。逮捕‼信通系は治せるか?」

「治せます…こいつでいいかな」

シャッターが開き始める。


『逮捕しました~。これから戻るぜ、センセイ』

「お疲れ様です。やはり現場の隊員より君たちの方が有能ですね…おっと」


「初戦勝祝いだ~」

激波はあまり大きな声をめずらしく出さずにファミレスで戦勝(?)祝いをした。

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