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俺のショートショート11

作者: 骸骨
掲載日:2026/10/28

 いつも通りの行動をする。急に違うことを始めない。

 人が平常心を保つためには必要なことだ。ただ、その日、あの場所では間違っていたということだけなのかもしれない。


 太っていてメガネをかけて、学校のどの生徒よりも背の低い少年が教室に入ってきたとき、同級生たちはいつも通りの行動をした。

ちび!デブ!のろま!帰れ!この組から出ていけ!

 口さがない同級生たちはその生徒が教室に入ってきた瞬間から、こうした言葉をその生徒に浴びせた。声が割れるぐらいの大声で。ただ、その日はどうやら期待したような反応は罵倒された生徒からは引き出すことができなかった。なぜなら、姿かたちは肥満して小柄な少年だったが、その体の中には「何か」が詰まっていたから。


 30分もたたないうちに、肥満した少年は「同級生たち」だったものを教室に残して、どこかへ消えていった。


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