どうやら俺（私）はヒロインだったらしい

作者：とりあえず

白髪の髪の毛に美しい顔立ち。

鍛え抜かれた体に清潔感ある身だしなみ。

これでズボンをつけていたら完全王子だった。

そう彼女は女。

見目が美しくそれでいて

この世界で重要な「魔力」を持ってい生まれた平民の少女。

「やっと入学か」

彼女の目の前には貴族の入る名門校があり本来であれば平民の彼女には一生縁のないところだった。

そう「魔力」さえ持っていなければ

「・・・・・流石に貴族のいる学校だな」

校門に立って彼女はあたりを見渡し一言そうつぶやく

「強い奴が数人いるな」

「これからが楽しみだ」

口角をそう上げて笑う彼女はそのまま前に進む

とその時彼女の眼の間にこの世界とは場違いな薄いボードのようなものが出現する。

それは所謂ステータスと呼ばれるものだ。

「突然なんだ」

しかし本来表示されるべきはずのステータスがそこにはなく

記載されていたのは

見覚えのない文字

「ようこそ。始まりの場所ガルティアへ？」

おせる選択があったのでなんとなおしてみるとさらになにかが表示される

（乙女ゲームが始まりました。

頑張って攻略対象者を攻略し素敵な乙女ゲーム生活をお楽しみください？）

「・・・・・ここ乙女ゲームの世界だったのか」

そう一人呟けばさらに何か表示された。

（なお

攻略者が一人もいない場合はバットエンドへと移行されてしまいますのでご注意お願いします）

「理不尽な。因みにバットエンドとは何がある死ぬのか？」

帰ってくるとは思っていないがなんとなく彼女は質問をしてみる。

しかし案の定返事は帰ってこない。

「攻略ね。俺の体は女だからつまり相手は男？という事になるのか？・・・・・うーん。まいったな。中身は男だから相手は女性がいいのだが」

「攻略対象の白髪の髪の毛に美しい顔立ち。