間違った学び
(あの頃はまだお前さんの母親も生きておった。母親を知らぬ妾にもお前さんの母親はとても優しく本当の母親の様に接してくれた。)
そんなある日のこと……
「狐々音ちゃんはウチの安成の事が好きなの?狐々音ちゃんはきっと良いお嫁さんになれるわよ!私も楽しみだわ!」
「その言葉で妾は決めたのじゃ、お前さんのお嫁さんになると!」
「それからは来る日も来る日もお勉強をしたのじゃ。中学生になったお前さん達が図書館と呼ぶ境内の離れにあった沢山の書物を読み、妾は学びを得たのじゃ!」
(んん…………?図書館……?まさかあそこにあった本読んだのか?家に置いて置けない様々な聖『性』なる書物を!?確かにToLOVE◯とかNTR系のエロ漫画とか官能小説が多かったけど、俺達の仲良しグループだけの秘密の隠し場所だったはず……)
「狐々音ちゃんはもしかして、あそこにあった本でお勉強したのかなぁ?あはは……」
「そうじゃが?みんな図書館で勉強してるいると、お前さんが言っとったではないか?」
(確かに夏休みの宿題を片付けにクーラーの涼しさ目当てでそんな理由を付けて図書館に行った……)無垢な少女にあんな物を読ませてしまった事に、申し訳ない気持ちで心が一杯になる。)
「図書館には人間達の営みが絵で描かれていて妾にもわかりやすかったのじゃ。描かれた男女は皆、悦びに包まれて幸せそうで妾は読む度に胸がドキドキして子宮もキュン♡キュン♡じゃ!何よりとても勉強になったのじゃ!」
(いや、それ図書館違いだし、夜の営みだから……そんなの刷り込んじゃったら、もうただの痴女だぞ……どうしよう。)




