どうしてこうなった?
早朝5時にセットした目覚ましが鳴り、俺はボーッとする頭を覚まそうと一度大きく伸びをして部屋のカーテンを開け外の様子を……と思い手を下ろした時、いままで感じたことの無い柔らかくて温かいとても心地良い感触が掌いっぱいに伝わる。
「んっ……♡」
「………ん?うわぁぇえぇぇーーーーっ!なんじゃぁこりゃあぁぁ!」
眼下に広がる衝撃的な状況に、思わず大声を上げてしまった。どうしてこうなったのかさっぱりわからないのだが、大コスプレ大会の後の様な様相である。
モッフモフ衣装で猫耳を付けた猫島さんと、どう見ても痴女サキュバスな際どい肌着の桜庭さんが床で絡み合って寝ている……、その横にどでかい棺桶が一つ……ナニコレ?
そしてたまみさんは何故か俺の横でスヤスヤ寝息を立て、俺は仰向けのたまみさんの胸をガッツリ揉む形になってしまっている……
「やだぁ〜安成くんってばぁ、えっちなんだからぁ♡寒かったから一緒に寝ちゃったぁ、えへへ」
たまみさんは何故かこの状況にも全く動じずいつものペースなのが逆にとても怖い。
俺の大声に気付いた床に寝転がる2人がムクリと起き上がり俺と目が合う。そしてたまみさんの胸を掴む俺を見るなり「アンタ……たまちゃんのおっぱいから今すぐ手を退けなさい……そして死になさい。いや、この場で私が引導を渡してやるわ!」
「死ねぇーーーッ!このド変態がぁーーッ!」
「どぉりぁゃーーーッ!」
「死んだな…… 」
猫島がポツリと言う。
構えから右拳が繰り出されるまでの流れる様な無駄のない動きに目を奪われ、俺は全く動けなかった。
「おぉっ……!美しい…… 」
「!!!死ぬのはお主じゃ、この淫◯痴女めが!」
「おぶゔぅっっ!」
視界が一瞬揺らめいて、突如俺の前に細身の見覚えのある女の子が現れたかと思うと、オリンピックの鉄棒選手のフィニッシュの様な錐揉みをしながら桜庭さんが吹っ飛ぶ!
電光石火の右ストレートが俺の顎を捉えるかと思いきや、吹っ飛んだのは痴女サキュバスであった。
「お前にも家族がいるだろう国へ帰るがよい!」
「……ふぅ、赤子の手を捻るより簡単じゃったの、大丈夫かえお前さん?」




