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夕飯その6

(さてと何とか形になったな……)

 部屋も何とかなったので、俺は手伝いに行く事にした。

「たまみさ〜ん!何か手伝えることありますか?」

 廊下から覗くと出来上がった鍋を丁度たまみさんが運ぶ所だった。


「危ないですよ、俺運びます」

 そう言うとたまみさんは『安成くんは優しいね、じゃあお願いするね』と言って鍋を下ろし皿の準備を始めた。


「あと、桜庭さんと板場先生も来るそうです」

 (空腹にカレーの香りはとんでもない破壊力があるな、早く食べたい)


「ありがと〜、お皿持っていくね」

 カチャカチャと食器の音が響く。


 部屋のデーブルに鍋を置き、皿を運ぶたまみさんが心配なので見に行くとアワアワしながらフラフラと運ぶ姿が見えたので急いで皿を受け取りに行く。


「大丈夫っすか?皿貰いますね」

 急いで皿を受け取る。


「お姉さん不器用だから危うくひっくり返す所だったよありがとね〜」

「みんなそろそろかな、楽しみだね」

「瑠美ちゃーーん!ごはんできたよぉーーー!」

たまみさんが大声で声を掛けると、がちゃりとドアが開き深呼吸をしながらカレーの匂いを吸い込んだ瑠美さんが笑顔になる。


「おっ、カレーかぁ!いいじゃんいいじゃん!」

「スミとイリアもくるんだろ?」


(イリア……板場先生の事だろうか?)


「うん来るよ〜、二人が来るまで待ってね」


「しゃあないな、待つか新入り!」

 瑠美さんは遠慮する様子もなく部屋に入ってテーブルの横に腰を下ろし、たまみさんもそれに続いた。


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