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夏のコーラ









しばらく動けなかったが

このままだと見つかってしまう



とりあえず3分 犬になれーーーーー









時計の針が動く











公園の敷地は広く、とりあえず別な茂みに入る











どんどん奥に入っていく
























なにやら大きい声がするーーーーー




茂みの中を進んでいくと人が立っていた
























「はいどーーもーードラゴンピースですー!!

今回はーーーーーー」














カメラの前で身振り手振りをする

  土手川 龍平 がそこにいた











土手川 龍平は同じクラスメイト






学年1位、全国模試順位1桁の切れ者

加賀見くんを含めクラスの平均点を上げる

加えてスポーツ万能で

学年行事や大会では引っ張りだこ






これほどの逸材であるにもかかわらず、

ある日から突然学校に来なくなるーーー











今年初めて顔を見た












噂だと不良たちと遊びまくってるとかなんとか
















そして見るからにそんな風貌に激変していたのだ




染め上げた金髪

鍛え上げられた筋肉

耳に数箇所のピアス

黒のタンクトップにダメージジーンズ

銀色の龍のネックレス







一体何事かと

陰ながらを彼の収録現場を見ていた













「えーーこの近辺で魚が出るとの噂がありまして、えー採っていこうかなとーーー」












イヤ、ダメだろ





何やってんだーーーー?!













首にぶら下げた銀色の龍のネックレスは

熱暑の日差しの下で光輝くーーーーー











ビニール袋の中から取り出したメントスと大量のコーラを出し

穴を見つけてそこにメントスコーラを勢いよく注ぎ始めたーー









穴からはブクブクと音をたてて

龍平は泥水を叩き手招きをする















穴に手を突っ込み、奇声を出すその姿はまるでクラスメイトとは思えない別の何者かであった











そしてついに









中から大量のナマズが飛び出す






うわぁ気持ち悪い、、、





ビックリした、、、





ナマズがビチビチと音をたて

気持ち悪いほど

次から次へと出てくる







撮ったナマズを見て嬉しそうに喜ぶ龍平







「えー、早速手に入れたこのナマズをね、調理していきたいと思いますレシピはね、こちらーー」







1人、用意されたキャンプ用コンロで調理する龍平  














こうしている間に犬から人間の姿に戻ったーーーー









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