初めて小説を書き切った感想〜執筆は地中を彷徨うモグラの気分〜
はじめまして。
今回、世間一般的に長編と言われている12万字以上の文章を書き終えることに成功したので、
自分のへのご褒美という形でここに記させていただきます。
自己満主義日記ですみません!
2020年のコロナショックにより9月から巣篭もり生活を満喫していた私。
そこで出会ったのが、ネット小説なろうであった。
漫画でも最近目にすることが増えた『悪役令嬢もの』をふと読みはじめたら、あっという間に一ヶ月が終わっていた。正直に告白します…ご飯食べることも忘れて読んでいました、有名どころはほとんど読んでます。
そして10月。悪役令嬢修行を続けた私は、いよいよ自分好みの悪役令嬢ものを把握し、ついに読みたくなってしまったのであった…
ああいうやつです…皆さんもご経験ありませんか。
痒いところに手が届かない!!時の感覚のように、マイセレクト悪役令嬢を必要としてしまったのです。
時は11月。私は追い詰められていた、書くのか書かないのか、その選択の時を…!!!
確かに今までのように、”読んでいる立場”の方が、書くより楽ではある。しかし、悪役令嬢とそして、幼少期の自分が私の背中を執拗に押すのだ。書け〜〜〜〜〜
<<ここで幼少期を振り返ります…
私は小学生の頃から物語を書いていました。はい、その通りです。
それは原稿用紙一枚にも至らない、ドロップアウト小説でした。
紙を切ってホッチキスで止め、毎回『本』の形から入ることには成功するのですが、書き切れたことがありませんでした。ほんの8ページほどでさえ…。
設定を考えるのが楽しい、想像するのが楽しい、そう言った子供でしたのでそれができれば満足、その後の話の構成や意図など小難しい話には持っていくことができませんした。>>
そんな苦い思い出と、一度でいいから完結した話を書くとはどういうことなのか知りたいと思った私は、書くことに決めたのでした…
書き始めるとどうでしょう…
そうですね、私は地中を彷徨うモグラのような感覚を覚えました。
先は見えない、真っ暗なのにとりあえず掘ってみる。すると大きな岩にぶつかって、左右に移動しまた掘り進める。そして掘ってきた土で壁を固めたり詰めたりしているうち伏線を回収することを覚え、話が進んでいく…。
はっきり言って、最初「〜こんな感じ、あははは〜」とは全く異なる展開へ進みました。
止まらずに掘り進め、最後に壊した壁の向こうには、ついにエンドという明るい光が見えたのです。
文章能力も単語知識も乏しすぎる私にはなんの地図もなく航海するのに等しかった執筆活動。
時にはストーリー展開に悩ませれて、ロングスリーパーの異名を持つ私が安眠できず、それにショック!を受けた日もありました。しかし、もうそんな日々とはおさらばです。
書き終わった時、密かに悲しかった、寂しかった、なぜなら一ヶ月近く共にしてきたキャラクターたちにピリオドを打たなければならなかったからです。あの子ならこう言うだろう、その時あの子はきっとこう思うのだろう…私の周りをくるくる回る、あの妄想の中で生まれた小さな一雫に詰まった世界。その世界が今蒸発しようとしている…
(↑注意:書き終わった直後に、この駄文は生まれたので、この感想文はある程度新鮮と捉えてください。)
また小説を書く機会が私にあるのなら、また見つけて見たいものです。
真っ暗闇で出会う新しい世界の光を。
読んでいただきありがとうございました。
モグラな気分で書かれる方いらっしゃいますか?