推し流行語
今年の流行語大賞に推したい言葉がありますのだ。
しっかりと
もう、耳について、耳について(苦笑)
誰も彼も、猫も杓子も『しっかりと』。
総理大臣から、ニュースキャスターから、スポーツ選手から、うちの職場の上司までもが『しっかりと』。
しっかりとやっていきます、しっかりとやらなければならない、しっかりとお伝えしていきます、しっかりと、しっかりと、しっかりと。
安倍改造内閣の閣僚インタビューとか、毎日やってるのを観ていても、しっかりと。
ラグビーW杯の選手インタビューでも、しっかりと。
大相撲の力士インタビューでも、しっかりと。
溢れてるなぁ「しっかりと」が。
どの意味合いで使っているのだろうか思うときもあったり。
便利な言葉だけれど、語彙少なっ! って思っちゃうよ、政治家とかニュースキャスターとかが使ってるのを聴くと。
まあ、うちの上司はね、仕方ないけどさ。
確実にやり遂げなければならない、とかっていう場面で、しっかりとやって行く、って言うのは、少し言葉が足らんよなぁと思うのは、政治家が苦手だからでしょうか。
でもさ。
政治家って、普段は一般人が使わないような言葉を使う割に、しっかりととかっていう便利な言葉で語るとかどうなの? などと思ったり。
一時流行った「忖度」なんて、ホント、普段使った事無かったもの。流行ってからは使ってるけれど。
的確かつ多くの情報をお伝えしたい、と言えそうなのだけれど、しっかりとお伝えしていきますってさ。どうなんだろう、ニュースキャスター、その語彙は。
なんかねー、気になりだすと物凄く気になるんですな、これが(苦笑)
多分、副詞の「確り(聢り)」+「と」だよねと思い、「と」は助詞なのかなー? とか思ったのだけれども、ググってみたところ違うみたい。
どうも、副詞には「と」や「に」が付属するものがあるらしく。うんうん。そこまでは理解の範疇ー。
それで、その「と」や「に」まで含めて副詞らしい。と、国語の文法というサイトを拝見して知りました。
えーと。
助詞とかじゃ無いんだね。付いてても、付いてなくても、副詞なんだね。
まあ、副詞は副詞を修飾したりするけれどもさ。だからといって、「と」や「に」は単体では副詞じゃ無いんだもんね。
ふぅ。日本語、難しいーっ!
このサイトをつらつらと拝見して凹みましたわー。
日本語が母語なのに、文法、さっぱり理解できません。
そりゃあ、外国語なんか出来るわけないわ。いえ、学生時代から今現在に至るまで、外国語能力が皆無に等しくて。
英語すら悲惨な状態。何年授業受けてきたんだよって、思わず自己ツッコミ。。。
でもまあ、ひっくり返してみれば、文法がわからなくても(理解できていなくても)、覚えれば外国語も喋れたりするのかも。
……覚えられないけどさ。←ダメじゃん。
こりゃあ、あの世に行く前に母語である日本語くらい「しっかりと」使えるようにならにゃーいかんですな。けふっ。←無理っぽい。