フォルシュマックの話
フォルシュマック。フォルシュマークかも知れないけれども、私の耳はフォルシュマックに聞こえたのでフォルシュマック。
一昨年の秋に旅行先のフィンランドの高級食材店で購入して来たものである。
何故に「である調」かは、聞かないで。
ノリです、ノリ。
缶詰ですから。
2年くらい平気。
膨らんでなきゃ平気よって、エリア88でセラも言ってたよ。←どこから引っ張ってくるよ?!
一応、旅行から帰って来たときに、空港の動物検疫を受けたですよ。
原材料にお肉が入ってたから。
でもね。
検疫のお姉さん、その場でフォルシュマークって検索して調べて下さったのですが、ニシンの前菜としかヒットしなかったらしく。
お魚なので大丈夫ですって、スルーされました。
確かに、元もとは、ロシア? のニシンの前菜らしいです。
作り方を検索すると、ニシン、玉ねぎ、りんご、ゆで卵が基本材料みたい。
しかし。
高級食材店で売っていた、この、フォルシュマックの缶詰は、お肉が入っているのですよね。
いいの? 材料にビーフとマトンて書いてあるよ? しかも英語で(笑)って思ったけれど。
いえ、ちゃんと口にもしましたよ、お肉が原材料に入っているのでって。
スルーされちゃったのは、私の説明努力が足りないせいじゃないと思う。
ま、缶詰だし。保存期間が2年以上のものなので、お肉でも入国オッケーのハズだし、検疫のお姉さん見逃してたけど結果オーライで(苦笑)
さて。
フォルシュマックとはどんなものぞや?
じつは、私も、ニシンの前菜だと思って購入したのです。
ニシンの酢漬けが好きでして。
瓶ものは破れるからと思って、缶詰、そしてニシン、この2つの単語で買って来たわけなのですが。
開けてびっくり、本気で、肉じゃん!!
たまたま、このフォルシュマックの缶詰が、お肉入っているバージョンなのかも知れませんが、魚感皆無です。
端っこをスプーンで削って、一口頂いてみたら、こりゃあ、コーンドビーフじゃありませんか?!
微妙に臭い、コーンドビーフ。
マトンとニシンだものね、匂うのは仕方なし。
そして塩分過多(苦笑)
酒呑みの食べものだな、こりゃ(苦笑)
なるほど、茹でただけのジャガイモとかクラッカーにのせて、美味しいと思われます。
この塩分で、イカの塩辛と同じ扱いになりましたよね、私の中で(苦笑)
アツアツのジャガイモにバターと塩辛、大好き。
同じこと出来るわ、フォルシュマック。
しかし、この缶詰は量が半端ない。
酒のツマミにするにしても、満腹まで頂いても4回分くらいあるよ。
間違いなく、飽きるよ。
どうやって食べようかな、と思って。
コーンドビーフと思えば、合わせるのはナスだなぁって感じ、私の料理能力的には。
ヘタ切り落としたナスを縦半分に切って、皮目に飾り包丁チョイ入れて、中心部をスプーンで掻き出したところに、このフォルシュマックを詰めて、チーズかマヨネーズを上にかけて、オーブンで焼く。
マトンとニシンのアロマたっぷりなので(苦笑)ちょっと匂いが、アレですけれども。
匂いが大丈夫であれば、これなら晩ご飯のおかずになりそう。
あとはパスタかな。
イカの塩辛のパスタも美味しいので、これもパスタいけると思う。
ただ、原材料にトマトが入っているから、クリーム系は微妙かも?
お肉なのでポロネーズ系ならいけそう。
ナスは乱切りで多めの油で炒めて、半炒めあたりでフォルシュマックを缶から投入すれば、ちょうどいい感じで炒まりそう。
プチトマトも一緒に炒めても良さげ。
パスタに絡めて、イタリアンパセリ散らすとかしたら、ステキな一品になりそげ。
まあ、匂いはアレですけれども(笑)←しつこい。
そんな事を考えつつ、玉ねぎのみじん切りを大量に加え、レッドペパーとパプリカとカレー粉で、キーマカレー風にして白いご飯のお供にしてしまった私です。。。
これ、美味し!!
好き好き。
匂いが平気な方には、フォルシュマック、意外にも使い勝手が良くてナイスだと思います。
フィンランドの空港でも売ってました。
ご旅行の折には、珍しいお土産として是非。
11ユーロでしたけど。
……高いよっ!!