第一 失恋
幼馴染とは一体どんな存在なのか?
ある一人の男子高校生はその事について悩んでいた
名前は藤永八尋、特に変わった一面などなく、普通すぎるあまり高校では当然名前などクラス以外では知られているわけでもなく、むしろ名前を忘れてしまわれている可能性もあると、本当に一般的な、もしくは一般以下な存在だった
そしてそんな中、八尋は小さい頃からの隣に住んでいる幼馴染と共に幼稚園、小学校、中学校、高校と現在、全て一緒に同じクラスに通っては学校に来ていると、正に幼馴染以外の何者でもないと
また八尋はそんないつもそんな幼馴染と一緒に学校に通っては一緒に下校するなど、完全に周りから見てもカップルに見えるんじゃないかなんじゃないかと、そう八尋は幼馴染へ恋心抱いていたのだった。
だがある日の放課後を境にして、八尋のそんな純粋な「恋」は砕け散ったのだった
「・・・え?」
「ごめん八尋、私この人と付き合ってるからもう一緒に帰れない」
「ごっめんね~藤永くん~、こいつは俺の「彼女」だからさ!もうこいつに関わらないでくれるかな~?」
突然の唐突、いつも通り一緒に帰ろうと幼馴染へ声を掛けようとした所で腕を引っ張られては校舎裏、そこにはクラスを仕切っている不良男、それに不良女が6人と待ち構えては居たのだった
流石にそんな状況に八尋は訳が分からず幼馴染に声掛けようとした所で唐突に手を離してはその不良の中でもトップのリーダーの横へと立ってはそんな事を言い出し始めていたのだった
ただただ八尋は突然なそんな状況に理解できず、しかも今までそんな荒れた連中と関わる事など一切無かったにも関わらずそんな今の状況に陥っている事に思考停止しては唖然としていた
「っぷ!!ぎゃははははは!!これってあれっしょ?ネットで言う寝取られって言うんでしょ??」
「哀れだよな~、彼女さん取られるとか」
「っお前、それ言い過ぎ!というか、別に幼馴染はこんな男と付き合ってないみてえだし、なぁ?」
「うん、付き合ってないよ~、「ただの幼馴染だしね」」
汚く下品にパンツ丸出しにしては唾飛ばしては笑う昔風なギャル、そして髪の毛金髪に染め制服のズボンを折り曲げては半ズボンなどに幼馴染の肩へと手を伸ばしては抱き寄せる不良男、またそれに対して汚く笑う男達、…そして最後にまるで今までの事など全て無かったかの様に平然とした笑顔を浮かべてはそう否定する幼馴染
また挙句には不良男の首へと手を回しては抱き着くなど、八尋は完全に頭真っ白になっては無言で黙り続けていた
しかもその不良男が言っている通り告白しなかった八尋が悪かった為、八尋はその事に自覚が合ったのか尚更呆然としては何も、出来ず固まっているしか出来ていなかった
「よっしゃぁ、んじゃ藤永くん、これからこいつは俺の彼女だから、二度と関わるなよ~関わったらぼっこぼこにするからさ~」
「ぎゃははは!あの負け犬明日から学校来なかったりして!」
「おっ!それあるかもな~!!」
何も考えられず、ただそう幼馴染の手を握っては去っていく不良男とその連中、暴言吐かれまくるも現実で、目の前に起きている事を認められず固まっていた
そしてそんな事を考えていた八尋へと手を繋いでは歩いていた幼馴染が振り返るなり言った
「じゃあね八尋、一応言っておくけど「全然つまらなかった」からさ~!」
いつも笑顔浮かべては一緒に登校し下校していた筈の幼馴染、だがその笑顔は本当は嘘で作られていた笑顔なのだと、そうまるで開放されたとばかりに満面な笑みを浮かべては幼馴染は去って行ったのだった
「そしてそれからお前はその場に立ち尽くし、男のくせして膝付いては泣け叫んだ」
「・・・」
「またうるさく泣き叫んでいた所で丁度この私が部室に居ては煩さのあまり窓を開けては下で泣き叫んでいるお前に本を投げ付け、見事頭にクリーンヒットし痛さのあまり笑っては転びまわった」
「・・・」
「・・・お前どんだけ見る目無かったんだよ」
「っうるあぁぁぁあぁぁぁ!!」
あれから幼馴染に対しての思いを失恋にして終わった八尋は、そうその日たまたまその校舎裏の下から三階に見える部室から本を投げられては、その失恋の事もあったがなによりその頭へと強打した鈍器(本)の事に付いて腹立っては、ダッシュし苦情しに行ったのだった
そしてそんな本を投げた張本人が今八尋の目の前にいる天沢菫だった
ただなんとなく書いてみたいという気持ちで投稿してしまった…
出来れば一週間の内に一回は投稿出来たら良いと、思う…