3 ファ〇通だから大丈夫。
僕こと、定刻晃はときさだグループの次期会長として、
取り敢えずは廃棄された定刻ホテルTOKYOの復興に励むという名目で、
人が寄りつかない薄暗い建物で美少女と密会をすることを続けていた。
当然、あくまで廃ホテルの再生の為であっていかがわしい事は……ごめん、結構した。
というか、彼女の存在自体が薄れかかっていて、精気が必要だったとか、
そう言う理由があったとかしてそういうことは結構励んだ。
スタッフの手配とか、料理人の選抜とか、
そういうこと2割、ここはラブなホテルじゃねーぞ的なことを8割ほど頑張った。
僕も大学生の健全な男子だ。普通、廃ホテルに入って廃ホテルの部屋の幽霊と出会えばヤル事は一つだ。
そういう事ばかりしていたけれど、5日もすると、
そろそろ本腰を入れて、いやいや腰を入れるのはアッチも同じなんだけど…ってそうじゃなくて、
まあ、真剣にホテルの責任者として頑張ろうとする気もわいてきた。
賢者の時とも言う。
で、そんな気分になった時、
取り敢えず帰ってから考えよう。地縛霊的な存在である藤はこのホテルからは出られないけれど、
取り敢えずは、以前遭った副社長にでも話を聞いてみなくては進まないと思ったからだ。
そう思い家に帰ろうとしたとき、
「お兄ちゃん。」
凄くピュアなボイスがした。
振り向くと其処にははみ出したリコーダー袋が覗くランドセルを背負った、
ロリ巨乳のスク水少女がいた。
しかも旧型だ。
嘗て栄光の時代に在りながらも、ブルマ、セーラー服がその略称としてブルセラと言われた時にハブられて、
今は改悪されてその姿を貶められ悲劇の在りし日の黄金水…じゃなかった。
黄金の風…じゃなかった。黄金時代のスク水少女、しかもニーソ着用ツインテール、がそこにいた。
ここは最大限のキメ顔で言うしかない。
「お嬢ちゃんオカシあげるからお兄ちゃんについておいで?」
「うんわかった。ひかりついていく~~。」
ミミズで魚が、
いや、ソーセージで深海魚が連れたような昂揚感だ。
あっ、ソーセージは勿論太くて大きいお魚ソーセージね?
「ひゃっほーーー―――――ぐべしッ!?」
僕の歓喜は藤のドロップキックによって吹き飛ばされた。…白か、見慣れているがこれもまたいい。
「光莉、大丈夫だった?」
「…もう少しだったのに。」
もう少し?
「それよりあっちのお兄ちゃんは大丈夫なの?」
「え?あーーーっ、晃さんが死んじゃう。
一体誰がこんなことを…。」
「お姉ちゃんだよ。」
「……てへ。」
可愛く笑っても駄目だ。
幽霊が物理的に凄く強いってどうかしてる。
霊属性の技で物理攻撃があった時の驚きと言えばそれはきっとすごいものだ。
影でダイブな技とか、まさかの存在だ。
それにしても、折角いい雰囲気だったのに藤め。
「雰囲気がどうだとかいう前にこんな幼女に手を出すのは無いですよ。」
藤がそう言ったときにその幼女が酷く開明的なことを言ってくれた。
「大丈夫、ファ〇通の攻略本だと、
このお話に出てくる登場人物は、全員18歳以上だから大丈夫だよ、お兄ちゃん。」
ありがとうファ〇通。生まれて初めてここまで君に感動した。
よく頑張った、感動した。感動しすぎて愛したくて愛したくて震える(下半身が)。




