正義ってなんですか?
勇者と魔王
言葉にするのは簡単だけれど、本当はいろんな意味合いが込められている、そんな言葉。
勇者は正義で、悪は魔王
そういうふうに物語の相場は決まっている。
けれど誰が正義で、誰が悪かなんて、本当は誰にも分からない。
もしかしたら勇者ではなく、魔王が正義なのかもしれない。
いや、魔王が支配する魔物にとっては救世主なのかもしれない。
本当は魔物は人間に迫害されていただけなのかもしれない。
もしそうなら、勇者はもはや正義ではなく…。
勇者は魔物に家族を殺され、復讐の為に魔王を殺そうとしているのかもしれない。
もしそうなら…それは果たして正義と言えるのだろうか?
そもそも正義とはなんだろうか?
悪を倒す事?
大切な人を守る事?
…違うな…。
正義とは、正しいと思った道を貫く事。
だから、悪も正しいと思った道を貫く事は正義なのかもしれない。
それがたとえ傲慢で…自己中心的でも…、己が正しいと思っている道であるならば…
そもそも悪とはなんだろうか?
悪とは人を殺める事を言うのだろうか?
もしそうなら、戦士や軍人…それらは全て悪ということになる。
人を殺めることは生物を殺める事と同じ。
ならば人間は生きている間に何万という命を踏み台にしている。
ならば人間は全て悪という事になる。
そもそも正義と悪とはなんだろうか?
正義と悪とは紙一重なのではないだろうか?
勇者も魔王も同じなのではないだろうか?
国と国との戦争もそうだ。
敵ならば魔王、味方ならば勇者。
敵ならば悪魔、味方ならば救世主。
結局見方を変えれば、正義は、悪なのだ。
悪と正義は同じ。
たとえその所業が違っていても、正しいと思った道を貫いている事は皆同じ。
ならば、正しい道とはなんだろうか?
人を救う事?
誰かを守る事?
分からない…。
正義って…なんですか?




