表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The War of Orphans  作者: どこぞの悪鬼&何処の明星
50/67

[Turn 悪鬼]49.

「……不明? そんなことってあるんですか?」

 先に聞いたのはみさきだった。しかし、総司も同じことを考えていた。

 なぜなら、それぞれが自分の能力スキルを知ることと同時に、相手も知っている可能性が高いからだ。

 配偶者が能力スキルの詳細を知らないのは、本当にイレギュラーなことだった。

 小さな子供だから自分自身は把握しているけど伝えていないのか、それとも把握ができないほどに不思議な能力スキルなのか……。

 詳細が総司たちにわかるはずがない。

「そんなことがあるんだよね。全く、この子は本当に困った子だよ。」

 勇太は光一の方を見た。彼は犬のぬいぐるみを手にして無邪気な笑みを浮かべている。

「……新一さんに尋ねればわかるかも。」

 と、みさきが総司に囁く。

「今はやめておこう。能力スキルが不明な子ってだけだ。あまり干渉しすぎない方がいいと思う。」

 みさきにそう伝えると、彼女は小さく頷いた。

「二人はこそこそしてどうしたんだい?」

「い、いえ! 何も。」

 みさきは誤魔化そうとしているが、何かを考えていたということはバレバレである。

「……あれ? 体……。」

 どうやら、みさきも総司と同じ被害に遭ったようだ。

「不思議な子だね、って話していたんです。でも、それをお父さんに伝えるのは失礼かなって思いまして。」

「私は別にこの子の親なんかじゃないよ。」

「え?」

「ただの親戚さ。」

 そう言って勇太はにこりと笑った。

 光一が勇太の袖を引っ張る。

「そうか、一緒に帰ろうね。」

 そして、勇太と光一は手を繋いで去っていった。

「なんか、不思議な子だったねぇ。」

「うん。まさか能力スキル持ちが身近にいるとは……。」

「確率は低いけど、人数で考えれば結構いるんじゃない?」

 確かにそうだな、と総司は思う。

「次、どこ行こうか?」

 そのまま二人はゲームセンターをめぐり続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ