[Turn 明星]44.
「王様ゲームをやろう!」
「「「「…は?」」」」
王様ゲームとは、ランダムに選ばれた『王様』が他の参加者に対して命令(罰ゲーム)を出し、命令された参加者がそれに従うとゆう飲み会やパーティなどで行われるレクリエーションゲームの一種である。
「それじゃあさっそく始めようか!」
「いやいや!ちょっと待ってください!?」
始めようとした真琴を総司が止めた。
「なんで止めるんだい!?総司君!」
「そりゃあ真琴さんが意味わかんないことしようとしてるからじゃないですか!」
「意味わからないってことはないでしょう?…ねー?みさき君?」
真琴は、みさきの肩に手を置いて聞いた。
「…え、え〜と。」
「ね?」
「…はい。」
「よし!やろう!」
総司は、もう真琴さんを止めることはできないと思い、諦めることにした。
いつのまにか、その部屋の中に社長と秘書の姿はなかった。
「じゃあ始めるよー!」
「「「「「「「王様だーれだ。」」」」」」」
「やったぁ!私王様!」
最初に王様になったのは、碓氷だった。
「じゃあ、最初だしぃ、ゆるいやつからいこうかなぁ。」
その場にいる全員がホッとした。
「じゃあ、五番と六番が、コンビニで全員分の飲み物買ってきて。」
「え?」
真っ先に真琴が反応した。
「まぁたしかにゆるいけど。」
次に反応したのは、新一だった。
「もしかして、真琴さんと、新一さん?」
「行ってきまぁす。」
新一が走って部屋を出て行った。
「ちょっと、待ってくださいよ。」
その新一を追って、真琴も部屋を出た。
十分後、二人が帰って来た。
「たっだいまぁ。」
「お帰りなさい。なにを買ってきたんです?」
二人が買ってきたのは、缶コーヒー二本、水五本だった。
「は?」
「もちろんこのコーヒーは僕たちのねー。」
碓氷が殴りかかろうとして、それを武山が止めた。
「次行きましょ?次!」
「「「「「「「王様だーれだ。」」」」」」」
「あ、僕だ。」
次の王様は、新一だった。
「じゃあ、二番と三番は、一緒に風呂入ってきて。」
「…ん?」
新一の命令に、みさきが反応した。
「いやぁね?こーやって参加者を少しでも削って、次も王様を引く確率を少しでも上げるのが一番だと思ってね。」
「えーと、二番と三番は誰?」
二人が顔を赤ながら手を上げた。
みさきと、総司だった。




