[Turn 明星]42.
「あ、おかえり〜。」
総司が部屋に戻ると、先に昼食を作って食べているみさきが出迎えた。
「はぁ、…ただいま。」
総司は何気なく居間に行きテレビをつけた。
この時間はどこを回してもニュースしかやっていなかった。
『今日でこの川越市の行方不明者が63人となりました。殺人の証拠がないため、警察は、事件性がないと判断し、行方不明者の捜索を続けています。』
「最近は鬼の出現率は落ちたね。」
「うん。でも、行方不明者の方は減らないんだよなぁ。」
昼食をとった総司は、お腹がいっぱいになったためか睡魔に襲われて眠ってしまった。
とあるビルからある一人の男性が出てきた。
「今日は、どこで昼食を取ろうか。迷うねぇ。」
その男性は、とあるジャンクフード店の前で立ち止まった。
「…?…どうしたんだい?この店がいいのかい?」
男性は、財布の中を覗いた。
「うん、いいよ。ここにしよう。君はなにが食べたいのかな?…そうだね。まずメニューを見ないと分からないよね。」
その男性は店の中に入って行った。
総司が起きた時、既に夕食ができていた。
「いや、ごめんね。ご飯作ってもらっちゃって。」
「いやいや、こっちは部屋にお邪魔している身なんだし、ご飯くらい作らないと申し訳ないよ。」
なんか申し訳ないなぁと、総司は思った。
夕食を食べていると、みさきが変な話をしてきた。
「ねぇ、総司って、私のことどんなふうに思ってるの?…ああ、変な意味じゃなくってね?」
「うーん。…一緒に住んでいる未だ謎の多いどうりょ同僚かなぁ。」
「なんか、そのまんまだね。」
「仕方ないでしょ?わかってないことが多すぎるんだから。」
その後の口論は二時間近くに及んだ。
疲れた二人は、風呂に入り、そのまま寝た。




