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The War of Orphans  作者: どこぞの悪鬼&何処の明星
33/67

[Turn 明星]32.

「じゃあ、入るよ。」

 総司は、前に試験をやった部屋の前まで来ていた。

 総司がドアノブに手をかけようとしたその時、大きな爆発音と共にドアが吹き飛んだ。

 総司はそのドアと共に吹き飛ばされ、壁に押し付けられた。

「え?…な、なにが起こったの?」

 総司はすぐに立ち上がり、その部屋の中に入った。

 その部屋の中には、真琴、武山、碓氷と、総司が知らない人が一人、机に座っていた。

「真琴さん。どうしたんですか?」

「爆発系の能力者だ。武山と碓氷はやられてしまった。」

 まだいまいち状況が読み込めていないみさきは、総司の後ろについてきていた。

「ほんとに能力ってあったんだ。」

「信じてなかったの?」

「非科学すぎてそんなに信じてなかった。」

 真琴は、総司の肩をちょんちょんと突いた。

「なんですか?」

「ちょっと耳貸して。」

 総司は真琴の方に耳を傾けた。

「あの人はうちの社員の万号(ばんごう) 活鬼(かつき)、実力的に言えば、社長の次に強いと思うよ。」

「なんでそんな人を犯人役に選んだんですか。」

「その子の能力がどんなものか調べるためと、君の実力がどこまで通用するか調べたいのさ。」

「………わかりました。」

「じゃあ、てきとーに突っ込んできてくれ。頼んだよ。」

「はい。」

 総司は深呼吸をした。

「なんだぁ?次はお前が相手かぁ?」

「そうだ。」

「楽しませてくれよぉ?」

「はぁ、能力(スキル)幽遊戦鬼(ゆうゆうせんき)』」

 総司の頭から一本の角が生えてきた。

能力(スキル)紛弾爆輪(ふんだんばくりん)』さぁ、始めようか。」


 真琴は、戦っている二人をみさきと一緒に見ていた。

 そのとき、あることに気がついた。

「扉が、直っている?」

 先程の爆発により破壊されたドアが、なぜか直っていたのだ。

(まさか、これがこの子の能力(スキル)なのか?そもそもおかしかった。この子を見つけたのは鬼に襲われた店の中だった。なのにも関わらず、この子はほぼ無傷だった。その時から能力(スキル)が使えていた?いや、ありえない。使えていたなら能力(スキル)を見た時にあんな反応になるはずがない。ということは、)

能力(スキル)の暴走か。」

「?…なにか言いましたか?」

「君の能力(スキル)、わかったよ。」

「え?…ほんとですか?」

「うん。君の能力(スキル)は、『触れたもの、もしくは自身の傷を直すことができる能力(スキル)』だ。」

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