[Turn 明星]28.
ここは、埼玉の上空に存在する世界に存在する全ての娯楽が集められた娯楽施設である。
とある者はパチンコを、とある者はカードゲームなどなど、ここにいる者達は、様々な娯楽を楽しんでいる。
ここに来る者は二つの種類に分けられる。金を持て余し、本当の意味の、『遊び』、をしにきている者。そして、金に困り、一発逆転を狙う者。
この施設には、とあるルールが三つある。一つ目に、イカサマはバレなければやっても良い。ただし、バレれば即死刑。二つ目に、金の貸し借りはプレイヤーの間のみ。最後に三つ目、金がなくなった者は、命で支払う。
「秘書よ。今日は何人脱落した?」
「十名でございます。」
「そうか、十名の墓は後に建てるとしよう。」
「わかりました。手配しておきます。」
「頼んだよ。」
この施設の創設者であり、会社、『楽園組合』の社長。若き神童の肩書を持つカリスマ。名を『浅草 五郎』
そして、その右腕であり秘書、名を『中村 清子』
「社長、裏世界殺屋が動き出しました。」
「裏世界殺屋が?なにがあったんだ?」
「この飛行船の着地地点の近くに武装した裏世界殺屋が数名。」
「着地地点に?わかった。私が行こう。誰に喧嘩を売っているのかわからせてやる。雑用係に伝えろ。これは戦争だ、どちらの仲間をするかはお前たちが決めろ。と。」
「承知いたしました。」
「白鯨を出せ。この施設はシグマ君に任せる。」
「シグマ様に伝えてきます。」
そう言い、清子は部屋を出た。
「アルファ、ベータ、いるか?」
五郎がそう言うと、何もない空間から急に二人の少女が現れた。
「どうされましたか?社長。」
「君たちには、僕と一緒に白鯨に乗ってもらうが、構わないね?」
「わかりました。」
「今すぐに準備をしなさい。出発時間は、今から一時間後だ。」
二人の少女は、部屋から出ていった。
「ふぅ、…さて、始めるとするか。先代以来の大戦争を。乗客の命を脅かす者は、僕が排除しなければならないからね。」




