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The War of Orphans  作者: どこぞの悪鬼&何処の明星
27/67

[Turn 明星]26.

「鬼化の条件をもっと詳しく説明してくれないかな?」

「すまねぇがそりゃあできねぇ話だ。俺だって詳しくわかっちゃあいねぇ。」

「そっか。」

「いや、待てよ。たしか、ウイルスを感染させる条件みたいなもんはあったはずだ。」

「条件?」

「ああ、ちょっと待っていてくれ。」

 富倉は部屋にあった本棚から、一冊の本を取り出した。

「こいつは、この計画においての計画書みてぇなもんだ。たしかこんなかに書いてあったはず。」

 富倉はその本を開き、条件を探しだした。

「えーと。一つ、能力者じゃない者。二つ、二歳未満である者。三つ、死の恐怖を知っている者。だとよ。」

「なるほどね。ありがとう。」

「なぁ、これから一対一(サシ)でやらねぇか?」

「そうだね。そうしないと、そちらがボスに殺されちゃうもんね。」

 二人は、構えた。

「さて、始めようか。」

「いつでも来なよ。と言っても、君の攻撃が通用するかは知らないけど。」

「ほざけ、重力で押し潰してくれる。」

「いったんタンマ。」

「どうした?」

「君は、能力名が何の為にあるのか知っているかい?」

「知らん。」

「能力名とは、その能力(スキル)が暴走しないようにする為のリミッターの様な物なんだよ。」

「なにが言いたい?」

「止めて悪かったね。さぁ、始めようか。能力(スキル)半覚醒(リミットブレイク)どっからでもどうぞ?今の君じゃあ僕に攻撃を当てることも、指一本触れることさえできない。」

「そうかい。潰れろ!」

 富倉が能力(スキル)を発動した瞬間、そこに、新一はいなかった。

 新一は、富倉の後ろに移動していたのだ。

「僕の半覚醒(リミットブレイク)の条件は、一つ目、本体が大き過ぎない部屋の中にいること。二つ目、その中にいる人数が五人以下の時だ。」

「てめぇ、その能力(スキル)は、いったい何なんだ?」

「僕の半覚醒(リミットブレイク)に名前をつけるとしたら、『時間鈍化(タイムラグ)』僕は、この時間軸にある全ての時間を遅くすることができる。射程範囲?そんなものはない。それにもちろん、時間が遅くなっても君達が気づくことは決して無い。」

半覚醒(リミットブレイク)か、おもしれぇじゃあねぇの。ならこっちは、『永遠空間(ブラックホール)』俺のとっておきだ。」

「ブラックホール?」

「ちなみに、この球体の中がどうなっているのか、俺でさえよくわからねぇ。だが、この中に入って、帰ってきたやつを俺は知らねぇ。」

 二人が激突しようとした時、部屋の扉が勢いよく開いた。

「お前たち、なにやってるんだ?」

 そこには、社長とその社長に引きずられている四之宮がいた。

「あ、社長!社長もやる?」

「やらん。何でお前たち、ゲームをしているんだ。」

 新一と富倉は、話をしながら、格闘ゲームをやっていた。

「あー、ボス負けたんすね。」

「もー、なにやってるのさぁ、富倉君。」

「ゲームっすよ。客人はもてなせって言ったのボスじゃあ無いですか。」

「戦えって言ったろう!?」

「戦ってますよ?格ゲーで。」

 数秒、部屋の中はすごく静かになった。

「なぁ、四之宮。もう帰るがいいか?」

「ああ、もう帰ってくれ。」

 四之宮は、ぐったりとしていた。

「よし、新一、帰るぞ。」

「はーい。」

 二人は雑用係(アイテム)に帰るのだった。

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