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The War of Orphans  作者: どこぞの悪鬼&何処の明星
23/67

[Turn 明星]22.

「痛いなぁ。急になにするんだよ。」

 四之宮はゆっくりと立ち上がった。

能力(スキル)行動規制(ルールプラス)』『福野 和也は首から下を動かすことができない。』」

「なぜ首から下なんだ?」

「君が痛みに悶えながら苦しむ声が聞きたいからね。」

「………そうか、やってみるのだな、できればの話だがな。」

「できるさ、今の君を例えるならまるで、虫籠の中にいる足を抜き取られたバッタだよ。」

「変な例えかたをするんだな。」

「じゃあ、袋の鼠かな?」

「違うな、袋の鼠とは、袋の中に追い込まれたネズミのように、逃げ場のない状態のことを言う。」

「そうだろう?」

 そう言うと、四之宮は社長に近づいた。

「今の君は、赤ちゃんにだって倒せるさ。」

「………おい、新一、四之宮以外全員、この建物にいる四之宮以外の裏世界殺屋(マフィア)全員を相手しておいてくれ。」

「彼一人で?無理だろ。この建物には千人はいるんだぞ?それに、その中には幹部が二人いるんだ、無理に決まっているだろう?」

「さぁ行け、新一、頼んだぞ。」

 新一は、急いで部屋を出た。

 そしてこの部屋には、社長と四之宮の二人だけが取り残された。

「本当によかったのかい?」

「新一を舐めるなよ?あいつの能力(スキル)は、『全ての問に解を出す能力』だ。この意味がわかるか?」

「………!まさか、嘘だろ?そんなことができるわけ…」

「できるんだよ。あいつはね。」


 その頃、新一は、その千人の敵を相手にしていた。

「はぁ、社長も人使いが荒いよねぇ。………まぁいいか。能力(スキル)絶対能力(ぜったいのうりょく)』君達の思考も、数秒後の未来さえ、お見通しだよ。」

 すると奥から、小学生ほどの身長の男が近づいてきた。

「貴様が雑用係(アイテム)の新一か。」

「そうだけど、君は?まぁ、わかってるけど、自己紹介くらいはさせてあげるよ。」

「俺の名前は、『富倉(とみくら) 義景(よしかげ)能力(スキル)も言っておこう。俺の能力(スキル)は、『黒丸閻断奏団(くろまるえんだんそうだん)』『振動を操作する能力』だ。」

「振動を操作する。か、なるほど、君が重力操作の富倉君だね。空気の振動を利用しての重力操作かぁ、そこに辿り着くまでどれほど苦労したんだい?まぁ聞くまでもないけど。」

「お前、ふざけているのか?」

「僕は至って真面目さ、そもそも、君達の様な犯罪集団に真面目も不真面目もあるのかい?答えはイエス、なぜなら、君達の様な犯罪集団にも心というものだって少なからずあるから、僕は再び問う、そんな君達に勝算はあるのかい?」

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