[Turn 明星]20.
「H…I…J…Kってことか。」
「うん。」
「本当に能力は使えないのか?」
「うん。使えない。」
「ところで、答えがわかったとして、どうやって答えるんだ?」
「たぶん、あれだと思う。」
部屋の隅に、机が置いてあり、その上には、スマホの様な電子機器と、一枚の紙が置いてあった。
その紙にはこう、書かれていた。
『この問題から、解答はこの電子機器に入力してね。』
「はぁ、どこまでもふざけた奴だ。」
「まぁまぁ、」と、言いながら、新一は答えを入力した。
すると、扉がガチャリと開いた。
「行きましょうよ。」
「答えは教えてくれないのか?」
「教える必要も無いかと。」
「そうか。」
「そういえば、社長の能力は使えないんですか?」
「ああ、今は使えない。」
「ふぅ〜ん。………ん?」
「そうだよ。能力を使える様にすれば良いんだ。」
「……は?」
一方その頃、裏世界殺屋のボスは、淹れたてのコーヒーにガムシロップを入れていた。
「ん?………あれ?二人とも消えちゃったぞ?」
防犯カメラから見ていたボスは驚いていた。
「お〜い、君達ィ〜あの二人がどこに行ったのかわかるかい?」
「い、いえ。まったくわかりません!気づいたころには既に消えたておりました!」
「はぁ〜、これだから福野君は。ゲームじゃあなくなっちゃうじゃあないか。」
次の瞬間、ボスの目の前に、社長と新一が急に現れた。
「四之宮、これで終わりで、いいよな?」
「はぁ〜、もうやんなっちゃうなぁ。」
「お前の警備が甘過ぎるのだ。」
「福野君のような、姿が消せるやつを警備しろとか無理ゲーにもほどがあるんじゃあないかなぁ。」
「………そろそろ本題に入らんか、四之宮。」
「その前に、そっちの方は僕と会うのは初めてだろう?自己紹介くらいはさせてくれよ。」
「…早くしろ。」
「僕の名前は、四之宮 小太郎この裏世界殺屋の頭をやらせてもらっている。前職は医者、辞めた理由は面倒臭かったから。年齢は、ヒミツで頼むよ。」
「はぁ、それでは本題に入るが、いいな?」
「ああ、構わないよ?」
「この事件の犯人はお前か?」
「いや?僕じゃあないよ?」
四之宮はガムシロップが大量に入り、甘くなりすぎたコーヒーを一口飲んでから言った。
「僕の幹部の、佐野口君がやったのさ。と言っても、命令したのは僕だがね。」
「なぜそんなことを命令したんだ。」
「決まっているだろう?教育さ、教育。能力の使い方が少し荒かったのでね、少し教育をしただけだよ。」
「教育のために、罪も無い人間を殺したのか?」
「罪の無い?………まぁ、そうゆーことだね。」
「四之宮、貴様はここで、俺が止める。」
「やってみるといいさ。能力『行動規制』『福野 和也の脚は動かない。』」




