[Turn 明星]14.
その部屋には、畳が敷いてあり、敷布団まで敷かれている、いわゆる和室だ。
総司は、敷布団の近くに、寝巻きと思われる衣服が置いてあったので着てみると、びっくりするほどのピッタリサイズだったのだ。
「僕のサイズ、いつ言ったっけ?」
そんな疑問が頭をよぎったが、眠すぎたので、もう寝ることにした。
次の朝、敷布団の近くに置いてあった携帯電話の通知音で目を覚ました。
起き上がり、その通知を確認してみると、真琴からメールが来ていた。
『起きたら仕事場に来てね。』
そのメールに『了解です。』と返して、身支度をしてから、仕事場に向かった。
総司は仕事場の扉を開けて、「おはようございます。」と、言いながら入った。
「ああ、おはよう。総司君。いい朝だね。」
仕事場には、真琴しかいなかった。
「他の人達はどうしたんですか?」
「まだ出勤してないよ?」
「…え?」
「だって今、三時だもん。」
「じゃあなぜ僕を呼んだんですか?」
「『裏世界殺屋』について知って貰おうと思ってね。」
「はぁ。」
真琴は、説明をしだした。『裏世界殺屋』の起業理由、目的、組織規模などなど、その説明は、一時間に及んだ。
「嘘、ですよね?」
「嘘じゃないよ。」
「なら、質問…いいですか?」
「いいよ。」
「目的の、ある本って『鬼ノ書』のことですか?」
「違うんだよ。その本はね、裏世界と表世界の間にある、どちらの世界でもない場所に存在している、『天災乃能力』とゆう本だ。」
「その本は、いったいなんなんですか?」
「それはわからない。だが、その本は、白紙の本と言われていて、その本自体に能力が備わっていると言われている。その本に書いたことが本当になるとも言われている。」
「なら、『裏世界殺屋』の狙いは、まさか………。」
「そのまさかだよ。皮肉な物だよね、たった一つのくだらない目的のためにここまでするんだからさ。しかも、裏世界を創ってまで達成させたいとは、本当に馬鹿の集まりさ、『裏世界殺屋』は。」




