第13話 始まり7
さてさて、実食が終わりましたので会話パートがここから始まります。
正直ここからが、始まりです。
無事、デミオムライス(三〇矢サイダーも一緒に)を食べているときにアリクイから話題が飛んでくる。
ア「そういえば、これから羅夢って配信どうするん?」
ら「・・・・どうするってどうする?ww」
ア「いやこれからさ、配信タイトル羅夢の動物園で固定して他の色んな動物集めようや。」
鳥「それいいね。」
ら「それなー!羅夢も思ってん!ほかにどんな動物集めたいか考えてたやんかぁ。今のところ、鳥にアリクイにチンチラにゴリラやろ?メインの動物欲しいんよなぁ。」
ア「いやぁ、他の動物(面白いやつ)来んかなぁ。初配信の時ほんま面白かったで。」
ら「ほんまになww動物しか来んなぁとか言ってたら、最後に来たのゴリラやからなwww」
などと、初配信の時の話や今後の話が出てくる。
その流れで、配信者である羅夢のリアルに少し聞くことにする。
「基本は深夜にやるの?」
「いや、羅夢は基本夜勤やねん。あの時はたまたま休みやったりして、なんとなーくって感じで配信付けただけなんよね。それに、昼間にやった時は確かヒロしか来んかったね。だから、初配信ちゃうねw」
基本夜勤。ということは配信をする基本的な時間は何時になるのだろう?
話を聞いていく感じ、朝か仕事始まる前の夕方ぐらいにやるのだろうと推測するが、ここで今話しているのだからここで実際に聞けばいいかと思い、羅夢に質問する。
「てことは、配信は朝か夕方ぐらいからになるってこと?」
「そうやね、どっちもできるならするけど、基本的には夕方になるかな。」
どっちもするとなると結構な時間、配信することになるけど大丈夫なのだろうか。
自分は仕事をしていた時には、仕事以外の時間を睡眠だったりに使っていただけなので、自分の時間や人間関係に使う時間など、たくさんやりたいことなどあるだろう。
まあ、自分の時間の使い方など他人がとやかく言うことでもないだろうから、口には出さないが。
「大体何時ぐらいからになるん?18時とかか?」
アリクイが質問すると、
「うーん、そんぐらいかな。18~23時までの間のどこかで2時間ぐらいやろうかなって。」
ア「おけ。把握。」
配信者の羅夢から正式に答えが出る。
その時間帯なら、いわゆるテレビのゴールデンタイムみたいに視聴者も多いかもしれないから、もしかしたら、新しい動物が入ってくるのはそう時間がかからないかもしれない。
そんなことを話しながら、時間を確認する。
午前4時半。
だいぶ時間が経っていた。というより、羅夢は夜勤族のため起きてるのは分かるが、他のメンバーは大丈夫なのだろうかと心配になる。
「みんな、寝なくていいの?」
そう聞くと、
ア「わいも夜勤族やから、今のところは眠くないなぁ。」
アリクイも夜勤族だったのか。
チ「うわっ、流石に眠いし、そろそろ寝ようかな。おやすみー。」
とほかのメンバーもおやすみと返事すると、ポロンと音と共にチンチラのアイコンが消える。
鳥「自分はまだ大丈夫です。」
何故に敬語?と思ったが、確かによく考えれば今日話したばかりだし、敬語で話すのは自然か。
「らむもまだ大丈夫かなぁー。」
と残ったのはアリクイ、鳥、そして羅夢。
このメンバーがのちに「いつメン」となるとはまだ誰にも予想などできなかった。
チンチラが抜けて、最初に口を開けたのはアリクイだった。
「いやぁ、チンチラの声、意外やったなぁ・・・。」
確かに自分も、もう少し声の低いイメージだったチンチラの声は意外だった。(勝手なイメージだが)
しかし、配信アプリの特性上、どちらかというと高校生から20代前半が多いと調べたときに出てきた覚えがある。そうなると、今年28歳の自分はどちらかというとおじさんになってしまうのか。
などと考えていると、羅夢からも、
「いやぁ、思った以上に高かったというか若かったわ・・・w」
と同じリアクションをした。
若いと何か問題なのだろうか?
鳥やアリクイは多分年上だと思うので、ジェネレーションギャップとかを考えたりするだろう。
自分はともかくとして、羅夢は歳近そうなイメージなのだが。
鳥「そうだねぇ・・・自分は今年38歳だし、結構離れてるかな。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・え?