闇から生まれし光。闇に抗いし命
命とは、闇から生まれるものである。
闇から生まれた命は光を望む、再び闇に飲まれないように。
闇飲まれるのは死を意味するからだ。
それは、文字通りの死を意味することもあれば、社会的な死、集団的な死、など様々なものもある。
我々は闇から生まれた時から、逃れようのない定めを背負っていかねばならない。
命を持つものは自覚がなくともそういう風に生きる。
虚しいと言われれば、そうであろう。
だがそれが事実である。
だが命を持つものは、この世に生きた証を残す。
例えこの世から己の命が消えようとも、己が存在したという証明を残し、永遠の命を手に入れようとする。
それが、闇から逃れられぬ我々の唯一の抵抗であり、光の中に残る方法なのだ。