自称女騎士と自称聖女のくっころクッキング 今日のテーマ【お味噌汁】
これは『なろうラジオ大賞3』応募用の作品です。
ジャンルは『ハイファンタジー』です。
最初に喋っているのが、女騎士。
後に話しているのが聖女になります。
(↑説明すんな)
以前投稿した『自称女騎士と自称聖女のくっころクッキング』の続き的な話しになりますが、これ単体でも充分楽しめる内容になっていると思います。
「はーい♪ みなさん、くっころ♪」
「くっころ♪」
「今日も始まりました、女騎士とー♪」
「聖女のー♪」
「「くっころクッキングーー♪♪」」
「では、さっそく料理にまいりましょー♪」
「女騎士さん。今日は、何の料理を作るんですか?」
「今日はですね、家庭の味『お味噌汁』を作ってみたいと思います!」
「人生の墓場……じゃなかった、結婚したら、高確率でおふくろの味を求められる、いわく付きの料理ですね!?」
「その通りです! だいたい、味わった事も無いオメェの家の味なんてどう再現しろというのでしょうか!?」
「女騎士さんの言うとうりですね! ……さて、本来なら、ここで材料の紹介といきたいところですが」
「千文字しかないので、完成直前のものと差し替えまーす!」
「さしかえまぁす!!」
「ご覧ください! 豆腐やネギ、わかめがお味噌とうまく絡み合って、とても美味しそうですね!」
「女騎士さん、これで完成ですか?」
「聖女さん、さっき、これは『完成直前のもの』と言ったじゃないですか!」
「テヘッ、そうでした!」
「もう、聖女さんったら、とんだうっかりさんなんだから!」
「それで、女騎士さん。ここから何をするんですか?」
「ここからですね、あるひと手間を加えようと思います!」
「女騎士さん、その手に持った小瓶は?」
「毒です!」
「毒ですか!!」
「この毒を丸々一瓶お味噌汁にもりまーす!」
「まぁ! お椀の中が、何か……得体の知れない色になってきましたね!!」
「でも、これで終わりではありません!」
「まだあるんですか!?」
「最後に呪いの言葉をかけて完成です!」
「では、目の前の皆さんも、お椀に両手をかざしたら指を怨嗟と憤怒の形にして……いいですかー? いきますよー?」
「@)(+|:;♪ \・仝¥ゝゞ♪」
「@)(+|:;♪ \・仝¥ゝゞ♪」
「はーい♪ これで裏切り者を死においやる呪いのお味噌汁『永久の旅立』の完成です!」
「これを口にした者は、苦しむ暇もなく地獄に落ちてゆくことでしょうね!!」
「あなたも、追放された元パーティーや裏切り者、婚約破棄され、無実の罪を着せられたあのバカ王子に飲ませてみてはいかがでしょうか?」
「問題解決はしなくても、自分の気はきっと晴れることでしょう!!」
「あっと! どうやらお時間が来てしまったようです! 今回のお相手は、女騎士とー?」
「聖女でした! ではまた次回、鳳凰団の目を盗んで配信出来る事を祈って!」
「くっころ!」
「くっころ!」
……おしまい。
これは、異世界のお話で、全てフィクションです。なので、切れ者も、異端児も、その他大勢も決して真似をしないように!! しないか!!!!
女騎士「聖女さん! 私達の前回のお話が、この後書きを下にスクロールして現れる星評価、広告の下の『ランキングタグ』というところから読めるらしいですわよ!!」
聖女「まあ! そうなんですの!?」