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適性試験

「でかいな……。」


「大きいねー!」

私立言霊修礼館……大きいと聞いていたし

ネットでは見たことあったが……。

本当にでかいな。中学校の数倍はありそうだ…。


結事達が門の後に校舎に入ろうとした時だった。


「失礼ですがお名前をお願いします。」

黒づくめの男に止められる2人。


「え……と、あなたは?」


「失礼致しました。事情があり名は名乗れませんがこの学園の関係者…とだけ。」

何だそれ……。

あからさまに怪しい気がするが……。


「私は峰!峰和佳奈!」


「お、おい!」


「峰和佳奈様ですね。となるとお隣の貴方様は結事成悟様でしょうか?」


「なっ!そ、そうだけど……。」

何でわかったんだ!?

情報を把握してるのか!?この時点で!


「各々今から適性試験を行わせて頂きます。お部屋に御案内しますので着いてきてください。」

そういうと歩き出す男。


「……いこう?」


「あぁ……。」


そうして男について行くと1人ずつ部屋に通された。

中では学力テストと個性診断が行われ

その後に見覚えのない男が入室し面接のような形の

質疑応答が行われた。


そして、その最後男が告げる。


「……以上で適性試験を終了します。」


「結果によって退学になったりするんでしょうか?」


「それは無いですよ。この適性試験によりあなたの言技(コトワザ)を決定させて頂きました。」


「コトワザ……?」


「今から始まる入学式で説明がありますのでご自分の言技(コトワザ)だけ覚えておいてください。適性試験の結果、あなたの言技(コトワザ)は『七転び八起き』に決まりました。」


「……え?七転び八起き……?コトワザって諺……ですか?」

俺の諺が七転び八起き……?

座右の銘にでもしろってことか……?


男が黒い手帳のようなものを差し出す。

「受け取り下さい。」


「これは……?」


「生徒手帳です。学園の地図等も載っています。」


「ありがとうございます…。」

結事が生徒手帳を受け取った瞬間

バチッ。

と音がしたと思うと結事の意識は身体から離れた。

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