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ep1

雨が降る様子は一切無く、ふすまが波打つかのような、じめついた火曜の事。


私、石崎茜いしざき あかねは、図書委員の定期会議で図書室へと来ていた。


校内で一番、紙が集まっている場所と言っても過言ではない、と言うよりも、集まってるに違いない図書室は、とてもカビくさく感じるが、それもまた本の楽しみだと思える。


「では、各クラスは今月中にピックアップの図書を決めておいてください。

それでは、委員会を終わりにします。」


そうもこうも考え事をしている内に、委員会が終わった。

ピックアップの本……何にしようかな。


「先輩……少しお時間良いですか……?」


耳を撫でられたかの様な透き通った声が私を訪ねる。


「ん?どうかしたの?五先しがさきちゃん?」


透き通った声の持ち主は五先未夢しがさき みゆ、私の可愛がってる後輩で、漫画の世界から飛び出してきたかの様な美少女。


「あの……ですね…最近なんか……あの、帰り道で、変な人に後を付けられてまして……その…」


今にも消え入りそうな声が震え、尋常じゃない恐さを、私に痛感させた。



「辛かったね。」


と声をかけ優しく背中を叩きなだめると、落ち着いたのか、泣きやむ。


「五先ちゃん、その、つけられてるのは何時からなの?」


「先週の木曜日からです……。私も流石に気のせいだと思ってたんですけど…家に入るまで後を付けられてて……」


突然ガタッと大きな音がして、五先ちゃんと私は、話が話なだけにビックリしてしまった。


「あ、悪い……驚かせたか……?じゃあ…」

音の主は小玉壮二こだま そうじくん。

私の幼馴染、航大こうたと仲が良いってことと、同じクラスの図書委員ってことぐらいしか知らない。


「五先ちゃん、話戻そっか。それで?心当たりとかは……ないかな?」


「無いです……。とにかく怖くって……。」


黙ってしまった。質問を間違えちゃった……かな。


「五先ちゃん、取り敢えずカバン取ってきて?今日は一緒に帰ろう?私も一回教室に戻るから。」


「はい……。」


妹のように思っている彼女をここまで追いやった犯人はどうしても許せない。

どんな理由があったにしても、怯えさせては本末転倒だと思うから。


初めての方、すでに他作を読んでいただいたかた。ありがとうございます。

頑張ります。

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