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水着パラダイス!

「あ、あの、ホントに大丈夫なんですか?」

「ちょっと恥ずかしいですー」

「ったく、なんであたしがこんなことを……」


 したっぱメイド隊のみんなを招集した私は、万全の準備を整えて突撃しようとしていた。

 それにしても、こんな姿でホントに邪神さまの機嫌が直るのかな?


「あらぁー、何やっているの?」


 ちょっとだけ戸惑いを抱いているとウィンディさんがやってみた。何気なく振り返ってみるとウィンディさんはなぜか鼻息を荒くしていたんだ。


「あらあら! どうしたのその格好?」


 うーん、この水着は変だったかなぁー? 私のはフリルがついたやつだし。というか改めて自分の胸を見ると小さいなぁー。もっとみんなみたいに大きくなってほしいな。


「ねぇ、マオちゃんー」


 あ、ウィンディさんに事情を説明するのを忘れてた。


「えっとですね、これから邪神さまのご機嫌を取ろうかと思いまして」

「邪神? ああ、あのタコね。もしかしてここにいるの?」

「はい。ただ昨日、いろんなことがあってちょっと……」


 ウィンディさんは目を細くする。そしてちょっと考え事をして、なぜかウットリとし始めたんだ。

 何だろう。何を考えたんだろう?


「マオちゃん、私も参加していいかしら?」

「え? ですけど……」

「大丈夫、すぐに準備ができるから」


 うーん、でもなんかちょっと心配だなぁー。それにこれ、セバスチャンさんやカアたんにかかった呪いをどうにかするためだし。


「マオ様」


 私が困っているとシィちゃんが耳打ちをしてきた。

 シィちゃんはウィンディさんの様子をうかがいながら、こんなことを意見する。


「魔女さまに協力していただいたほうがよろしいかと思います。残念ですが我々だけでは肉体的な魅力は乏しいです」

「うっ、なんだかショックなんだけど」

「ですが事実です。それに一番スタイルのいいミィは女の子らしさはゼロに近いですし、ここは戦力として参加していただいたほうがいいかと」


 うーん、シィちゃんの言う通りかな。ウィンディさんはちょっと危ないとはいえ、スタイルはいいし、胸も大きいし。というか、どうやったらあんなに胸が大きくなるんだろう?

 うーん、気になる。あとで聞いてみようかな?


「あの、マオ様?」

「あ、うん。協力してもらおう」


 どのみちメフィルさんが来るまでどうにかしなきゃいけないし。でもメフィルさん、来るかな? あの感じだと水着なんて着てくれなさそう。


「わかったわ。じゃあ、ちょっと待っててね」


 私はウィンディさんに協力してもらうことにした。

 快く了承してくれたウィンディさんは、指をパチンと鳴らして足元に魔法陣を展開する。数秒も経つと光は赤く輝き、ウィンディさんの身体を包み込んでいった。

 途端に着ていた黒いドレスは弾け、形を変えていく。そして真っ黒なビキニと赤いカーディガンを着た状態になっていた。


「わー、すごい」


 魔法って便利だなぁー。着替えるのに手間いらずだし、それになんだかカッコいいよぉー。私もこんなの使ってみたい。


「大きいです」

「大きいですねー」

「大きいな」


 したっぱメイド隊のみんなはどうやら違う感想を抱いたみたい。でも、あの胸は確かに大きい。


「それじゃあ、邪神さまのご機嫌取りをしに行きましょうか」

「「「「おー!」」」」


 私達はウィンディさんと一緒に邪神さまがいる部屋の扉をノックした。直後に『どうぞ』と言葉が放たれる。一度だけ深呼吸をして、私は扉を開いた。


「失礼しまーす」


 入ると、邪神さまは言葉を失っていた。

 まあ、いきなりこんな姿で部屋に入ったらそんな反応するよね。


『な、なんだの? お前達は何をしているの?』

「今日は水着デイなんです」


 シィちゃんが適当な嘘をいう。すると邪神さまはどこか納得したような顔をしていた。


『魔王は何かしらおかしかったからの。とすると、これはお前の趣味なんだのぉー』


 すっごく否定したい。

 私、定期的に水着になる趣味なんてないよぉー!


「マオ様、我慢です」

「うう……」


 ま、まあ、何にしても邪神さまの機嫌がどこかよくなったかのように見える。というかどこか嬉しそうな顔をしているし。

 えっと、次は邪神さまとスキンシップを取ればいいんだったかな? ところでスキンシップって、何をやるの?


「オクトーパン様? 頭凝っていません?」

『そういえば最近、ちょっと考えすぎで疲れているのぉ』

「それじゃあ、私がお揉みいたしますわ」


 そう言ってウィンディさんは邪神さまの後ろへと立って、頭を揉み始めた。邪神さまはどこか気持ちよさそうな顔をしている。


『いいのぉ。疲れが取れるのぉ』

「うふふ。それはありがとうございます」


 何だかいい感じだ。これならすぐに機嫌が直るかも。


「あ、オクトーパン様。ちょっといいですか?」

『なんだのぉ?』


 ウィンディさんはそう言って邪神さまを抱き締める。すると途端に大きな胸が邪神さまの後頭部に当たった。


『ぬひょおぉぉ!』


 とんでもなく間抜けな声が放たれる。ウィンディさんはそんな邪神さまを見て、とんでもないことを言い出したんだ。


「もしよろしければ、ゲームをしませんか?」

『いいのいいのぉ。やろうぞー!』

「では、やりましょう。神様ゲームを!」


 その言葉を聞いた直後、したっぱメイド隊のみんなは青ざめた顔をしていた。

 え? どうしたのみんな?


「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! 朝っぱらから神様ゲームだなんて――」

「こ、困りますー! 私、こんなところではしたない姿になりたくないですー」

「お、おおおおい! 聞いてないぞそんなの!」


 神様ゲームって一体何なんだろ?

 みんなが慌てている中、私は一人取り残されていたのだった。


すぐに機嫌が直った邪神さま。むしろ超ご機嫌になった邪神さま(笑)

しかしそんな中、ウィンディさんの毒牙がみんなに向く!


次回は明日午後1時に更新予定です。


追記

すいませんすいません(泣)

用事ができたので本日午後5時に予定変更します。

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