火山家に住む風見乃 ユウ
あれから数日が経ち、ユウの風邪は治り、ユウは火山家で暮らす事になった。
俺は、部屋である事を考えていた。
ユウを狙っている組織の事だ。
もし、ユウがこの家に住んでいる事が知れたらどうなるかだ。
その時、部屋のドアがノックされた。
『誰だ?』
『私、入っていい?』
『ああ、ユウかいいぞ』
ユウだった。俺の部屋のドアが開けられ、ユウが入って来た。
『どうした?何か用か?』
ユウは答えた。
『本当に良かったの?私がこの家に居候しても』
『だから、母さんも大丈夫だって言ってただろ?』
『でも…もし、私を狙ってる組織にばれたら、どうなるか分からない』
『まあ、その時はその時だ。そこに立ってないで座れよ』
ユウはドアを閉めたままそのままで立っていたのだ。そして、ユウが俺の方に近づいて来た。
その時、ユウは、床に置いたままになっていた物につまずいてしまい、そのまま俺の方に倒れかかって来た。
『あっ』
『お、おいまて!』
そのまま、ユウが俺を押し倒した様な事になってしまっていた。
気づいたら目の前にユウの顔があった。
少しの間、そのままでいた。
俺は我に返り、目の前にユウの顔がある事に驚いた。
『お、おいユウどいてくれないか』
ユウも我に返ったらしく、急に顔を赤らめた。
『ひゃっ』
その時、部屋のドアが開いた。
『お、お兄ちゃん何やってるの?』
種子だった。
俺は後ろに飛び引いたが、ユウは戸惑っているらしく、そのまま硬直していた。
『お兄ちゃん、彼女は私だけだよね?』
『まて、種子これは事故だ。なあ、ユウ』
ユウは我に返ったらしく、
『うん、私があれにつまずいて』
と、ユウはつまずいた物を指差した。
『まあ、それなら辻褄は合うけど、やましい気持ちが無ければいいだけだけど』
信じてくれた様だ。
その後、俺に抱きついてきて、
『お兄ちゃんの彼女はだけなんだよ。愛してるんだよ私はお兄ちゃんの事を』
種子は相変わらずだ。
『わ、分かったから』
『で、お兄ちゃん』
『どうした?』
『ユウと話してるだけならいいけど、変な事は絶対にしたら駄目だらかね。だってもう、お兄ちゃんには私という彼女がいるんだからね』
『はいはい、で、明日も学校だろ?早く寝ろよ』
『大丈夫、だけど今日はシャイニングロリピュアを最後まで見る予定だから』
たしか、18作目だったか俺は種子の話しはよく聞いてるから何作目が何故か覚えている。
『後、何話なんだ?』
『後、8話ぐらい』
俺は時計を見た。そんなにみたら2時を回ってしまう。
『今日見なくていいだろ?』
『今日見るの!明日からは私の一番お気に入りのロリピュア6作目のラッキーロリピュア7を見るんだから』
あーたしか、6作目は問題になったシリーズか。子供番組で、正義のヒーローが博打博打言うからとても問題になっていたらしい。とかいいつつ、そのまま珍しく、7作目も同じメンバーでラッキーロリピュア7ビンゴ!が放送されたらしい。
『まあ、そのシリーズは種子のお気に入りだしな。早めに寝ろよ』
『うん、分かったよ、お兄ちゃん!おやすみー愛してるよ!』
といい、そのまま部屋から出ていった。
その後、眠たそうにユウは立ち上がり
『私ももう寝る』
ユウはとても、眠たそうだった。
多分、公園暮らしの時は暗くなったら寝ていたのだろう。
『おやすみ』
『うん、おやすみ』
と言い、部屋を出て行った。
『まあ、俺は宿題をやってから寝るか』
と言い俺は机に向かった。