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プロローグ
2120年、初の異能持ちの子供が産まれ、異能の研究が開始された。その後次々と異能を持つ子供が産まれていった。2140年には異能を持つ子供達が、通う学校が作られた。その学校は、本来あった学校とは違い、異能を正しく使わせるための教育がされている。そして、今では、異能の強さによって、S、A〜Fにランク付けがされている。だが同じ異能でもランクが違う場合もある。そして今、とある少女の心がさらに動きだすのであった。
『ただいまー』
俺はが学校から帰宅した時毎日思うことがあった。それは、ユウの生活についてだ。
いつものことだが、階段を登り、部屋に入った時つい口に出してしまう事があった。
『ユウ…』