表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様の作った世界において  作者: 梅干しの種
1/6

プロローグ

 俺の名前は七夕優希、17歳だ。よく珍しい苗字だと言われるがそんなこと、今はどうでもいい。まずは、俺の状況把握が先だ。



 俺は確かに家で最近発売された超人気のゲーム『World Creation』をしていた。売り切ればかりでようやく買えたのだが、気づかないうちに寝てしまったのだろうか。目を開けると仰向けになって寝ていた。そこまではいい。徹夜して再入荷されたばかりの『World Creation』を買って疲れていたのだろう。しかし、目の前に広がるのは家の天井ではなく青空であっ た……。しかも太陽が二つあるときたものだ。家でゲームをしていたはずなのにここはどこなんだ?


 俺は起き上がって辺りを見回した。すると遠くのほうでおじいさんが農作業をしているのが見えた。俺はおじいさんにここはどこか聞くことにした。


「おーい。おじいさーん。」


 あれ、おかしいななんだか俺の声が高いような……。まあそんなことよりもいまはここがどこか聞くことのほうが優先だ。


「すみませんが、ここはどこか教えてくれませんか?」


 おじいさんは答えた。


「ここはミストレアという村の近くの草原じゃよ。それにしてもお嬢ちゃん、見かけない子じゃがどこから来たんだい?」


 ミストレアだって!?さっきまでやっていたゲームの世界の最初の村じゃないか!まさかライトノベルとかによくあるゲームの世界に閉じ込められたというのかっ!


 ……あれ?


 お嬢ちゃん?俺は嫌な予感がして自分の体を見てみた。そこには少しだけ膨らみかけた胸があった。そして下は、


「無い……」


「無いじゃねえかああああああああ!」


 隣にいるおじいさんがびくっとしたように見えたがそんなことよりも……俺、女になってゲームの世界に入っちまったよおおおおおお。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ