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真実を掴む為に挑むもの

八刃は決して表に出ない。しかしそれでもなお真実を掴もうとする者はいる

「谷走くん今日は途中まで一緒に帰ってくれる?」

 芽衣子の言葉に鏡が言う。

「すまないが今日も仕事で付き合えません」

 その回答に芽衣子が首を横に振る。

「違うの。昨日からつけられている気がして怖いの」

 その言葉に鏡の視線も鋭くなる。

「何時からですか?」

 芽衣子は心細げに答える。

「一昨日から」

 その言葉に鏡は校門に視線を向ける。

 そこには一人の男が立っていた。

 無精ひげを生やしたその男が校門の前に立ち始めたのも一昨日である事から関連性があると踏んで、鏡が言う。

「解りました。家まで送らせてもらいます」

 その言葉に驚く芽衣子。

「そんな悪いよ」

「構いません。谷本さんに何かあったら大変です」

 極々自然に出た鏡の言葉に芽衣子が顔を真っ赤にする。

「おいおい鏡よ、一回デートしただけで彼氏のつもりか?」

 景一が絡んで来るが、鏡は平然と答える。

「クラスメイトが危険な目に会う可能性があるのに放置する訳いきません」

 その言葉に景一が嫌味を込めて言う。

「それだったら俺がストーカーに付けねらわれていても、毎日送り迎えしてくれるのか?」

 鏡は直ぐに頷くと、景一はやってられないって顔をして離れて、芽衣子が少し不貞腐れていた。



「お茶飲んで行かない?」

 芽衣子の言葉に鏡は首を横に振る。

「この後、用事がありますから」

 残念そうに見送る芽衣子の家を出て、暫く歩いた所で、歩みを止める鏡。

「何のつもりですか?」

 鏡の言葉に、校門の所に立っていた男が電柱の影から現れる。

「中坊の癖に良い勘してるな」

 その言葉に鋭い視線を向ける鏡。

「谷本さんに何の用ですか?」

 指を振り男が答える。

「本命はお前さ、白水探偵事務所のアルバイトをしている谷走鏡くん」

 鏡の顔から感情が抜け落ちる。

「最初に言っておくが、俺を殺したら、俺が今まで調べてた事がゴシップ雑誌の編集部に届くぜ」

 その言葉に鏡は一瞬の躊躇はしない。

「関係ないですよ」

 男は唾を飲む。

「握りつぶすか。横浜倉庫の事件みたいに」

 その言葉に、鏡が相手を処分(記憶操作)の必要性を検討し始める。

「詳しい話は座ってしないか?」

 鏡は無言で頷く。



 場末の喫茶店、鏡と男以外に客は居なかった。

 男は名刺を見せる。

「俺の名は、時野トキノ勇士ユウシ。フリーのジャーナリストだ」

 鏡はその名刺を受け取って、机の影に隠しながら携帯電話のカメラ機能で写し零子に送る。

「自己紹介は不要だ。先に俺の話しを続けさせてもらう」

 注文した泥水の様なコーヒーに口をつけ不味そうな顔をしながら勇士が言う。

「俺はヤクザの海外脱出ルートを追っていた。横浜からのルートを掴み調査していた。そんな時に、横浜倉庫での事故。偶々居合わせたヤクザ達が大怪我を負って救急車で運ばれた。全員前科者で国外逃亡しかない連中だ。これの関連性を疑らない人間が居たら見てみたいな」

 鏡は、自分が注文したレモンティーの淹れ方の悪さに眉を顰めながら頷く。

「確かに関連がありそうですが、それに私がバイトをしています白水探偵事務所とどう関ってくるのですか?」

 鏡の質問に勇士が苦笑する。

「そう急ぎなさんな。偶然の事故だったとしてもルートを掴むチャンスと思い、お見舞いを装い面会したんだが、驚いたぜ。皆廃人寸前だってことにな」

『手加減を知らない小学生が、面倒を大きくする』

 そんな事を内心で思いながらも鏡は涼しい顔をして言う。

「よほど恐ろしい事故だったのですね」

 何かを探る視線を鏡に向けながら勇士が話しを続ける。

「俺は、手引きをしたと考えられる男の部屋からあの夜の顧客名簿を見つけた。そしてその面簿に載っているのに警察病院に入っていない人間が一人だけ居た」

 鏡は手に持ったカップを僅かに揺らす。

 勇士はそれを見逃さなかった。

「名前は谷歩進。彼とは交友関係はあるのかい」

 鏡は少しだけ考えた後答える。

「家同士が知り合いという以上の関係ではありません」

「俺は、直感で何かあると思って彼を調べた。態々裏ルートを使って海外脱出を企む人間だ、何か後ろ暗いことがある筈だと。学校にも行って見たが、本人はダンスが得意な学力・運動能力が高い少年でしか無かった。しかし、不自然なことが幾つかある。彼が50メートルで新記録を更新したとクラスメイトが言ってるのに関らず、学校の生徒募集のHPで公表している50メートル記録には、彼の名前は無い。よくよく調べてみると、後々残りそうな学力・運動能力の記録に彼の名前は一つも無い。優秀と言われている彼にしては不自然ではないかね?」

 鏡は困った顔をする。

「正直よく覚えていないもので判断がつきません」

 鼻で笑い勇士が言う。

「君もクラスでは運動神経が良いそうだが、50メートルの記録は何位だい?」

 鏡は平然と答える。

「忘れました」

 勇士は一瞬だけ身を乗り出したが、直ぐに座りなおして言う。

「彼の事を調べている途中で、その取材を発注していた雑誌社からストップがかかった。罪の無い少年を追いかけるのは止めろなんて言ってな。海外脱出をしようとしていたガキに罪が無いと判断出来るかと反論したらなんと言ったと思う。あれは、八刃の人間だからこれ以上関わるなと言ってきた。俺もこの業界長いつもりだ。八刃の名は何度か聞いた事があったが、化物退治の一族なんぞ都市伝説の一種だと思ってたそれが、現実の事件に関わってきたんだ、調査しない訳には行かないだろう?」

 不敵な笑みを浮かべる勇士に鏡が言う。

「好奇心は猫も殺すと言います」

 勇士はテーブルを叩く。

「俺を舐めるな! お前等がどんな権力を持ってるか知らないが、俺はそんなもんには負けねえぞ!」

 その時、鏡の携帯にメールが届く。

 鏡は、その内容を確認して言う。

「私のバイト先の白水探偵事務所の所長がお会いしたいそうです」

 その言葉に勇士がにやりと笑い言う。

「良いだろう直接大物と話せるんだったらそっちの方が早い」



「最初に言っておきます。八刃の事は記事にはなりません」

 白水探偵事務所で勇士と対面した時の零子の第一声がそれだった。

 勇士は怯まない。

「握りつぶす自信があるって事か?」

 零子は首を横に振る。

「最初から住む世界が違うのです。言葉で説明しても理解して頂けないと思います。鏡くん、今夜魔獣退治の仕事がある人たちの所に彼を連れて行ってください」

 その言葉に鏡が驚き言う。

「零子さん、素人にあれを見せると言うのですか?」

「彼が、見るだけの覚悟があればですが。最初に言っておきますが、記事にする前に、表の人間が握りつぶしますので記事には出来ませんがそれでも見ますか?」

 零子の言葉に勇士が言う。

「上等だ、見てやる! その上で絶対記事にしてみせる!」



 夜の神社の境内に鏡と勇士とヤヤが居た。

「何でヤヤさんがいるのですか?」

 鏡の質問にヤヤが平然と答える。

「鏡だけだと万が一の場合、その人護れないからでしょ?」

 ヤヤの言葉に勇士が言う。

「こんなガキが俺を護るって言うのか?」

 呆れた顔をする勇士に鏡が忠告する。

「ヤヤさんには、あまり関わらない方が良いです。貴方が取材した廃人を作った人間ですから」

 その言葉に勇士が驚き、ヤヤを見る。

「冗談だろう?」

 ヤヤは手に持った石を握りつぶして言う。

「安心して良いよ、あちきが居れば貴方に怪我をさせる事は無いから」

 勇士が唾を飲み込む。

 そんな三人の前で、何人もの人間が慌ただしく動いていた。

「結局何をやっているんだ?」

 勇士の質問に鏡が答える。

「異世界との境界線は常に安定している訳ではないのです。その綻びから異世界の力が流れ込み、通常とは異なる生き物、魔獣が生まれる事があるのです。今やっているのは、それを促進して、早めに魔獣を生み出してそれから綻びを修正する為の準備です」

「異世界? お前等カルト教団か?」

 勇士の言葉にヤヤが頷く。

「ある意味そうだよ。異邪を倒す為に人である事を止めた人間の集まりだからね」

 勇士があぶない人を見る視線で二人を見る。

「お前等親にどんな風に教育されているんだ!」

 それに対して鏡が言う。

「零子さんも言ったように口で言っても理解してもらえるとは思えませんからこれから見るもので判断して下さい」

 その時、それが現れる。

 虎の様な外見を持つが、決して虎では無い存在。

 異界の力の塊、魔獣と呼ばれる存在が具現化する。

「なんなんだ、あれは?」

 勇士が驚愕の表情を浮かべるが、ヤヤは平然と言う。

「あれは単なる化物だよ。俗に妖怪とか言われる物の類だね。ロープレのモンスターだと思ってくれれば良いよ」

 ヤヤの簡単な説明に鏡がフォローを入れる。

「この世界の常識と異なる力が、集まりこちらの生き物を真似て生物化した物を我々は魔獣と呼んでいます。我々が何もしなくても発生しますが、自然発生させるとタイミングもつかめない為、発生プロセスを早めて、発生した所を倒します」

 鏡が説明する間に、虎は八刃の人間の手で首を切り落とされる。

 その首が鏡達の方に転がってくる。

 勇士はなんとそれに手を伸ばす。

 その時、虎の目が開き、勇士に襲い掛かる。

 しかし、虎の頭は空中で止まる。

「素人さんが無闇に触ると危険だよ」

 ヤヤが明らかに頭蓋骨を陥没させる形で虎の頭を掴んでいた。

 勇士が言う。

「触っても構わないか?」

 勇士の言葉にヤヤが鏡の方を向く。

「出来るだけリクエストに答える様にと言われています」

 ヤヤは頷き逆の手で口蓋を握りつぶすように持って差し出す。

「ほい、お好きなように」

 勇士は、その首を丹念に触って言う。

「本物の生き物ではないが、科学的に作った作り物でも無いな」

 頷く鏡。

「異界の力がこっちの世界の生き物に擬態しただけの存在です」

 ヤヤは虎の頭を上空に放り投げる。

 鏡は、影を操り、その頭を微塵切りして消滅させる。

「それがお前等の力か?」

 勇士の言葉に鏡が頷き言う。

「私たちの祖先は神の使徒の肉を喰らってこの力を得たそうです」

「何かの迷信か?」

 勇士の馬鹿にした口調にヤヤが言う。

「遺伝子構造が通常の人間と較べると異常なのは確かな事実だよ。チンパンジーより相違点が多いって話だよ」

 勇士が何かを探る視線を鏡に向ける鏡が答える。

「間違いない事実です。だからこそ我等一族は、表には出られないのです。進さんは、それでもダンスで表の世界に出ようとして海外脱出を図りました。それを怪我させて止めたのは私です」

 その言葉に勇士が言う。

「お前等それが正しいと思ってるのか?」

 勇士の言葉にヤヤが答える。

「正しい間違っている以前の問題。実際表の世界に出て、細かい検査結果を出された日には、八刃の人間は全て化物扱いされる。そんな危険性を放置出来ないだけだよ」

 あっさりとした答えに勇士が言う。

「成る程な、カルトだわ。そんな化物を狩るなんてお題目の為、変な力を身につけ、表に出ようとするものは排除しようとする。お前等は立派なカルト集団だ!」

 その言葉に魔獣退治をやっていた八刃の人間の視線まで集めてしまう。

 鏡は何も答えられない。

 しかしヤヤは勇士に向けて手を広げて言う。

「だからなんだって言うの? あんたに口出しされる問題じゃないよ」

「ヤヤさん、止めてください。相手は一般人です」

 その言葉にヤヤは舌打ちして背中を向ける。

「あちきは明日も学校あるから帰るよ」

 そう言って去っていくヤヤ。



「お前は自分のやっている事が正しいと思っているのか?」

 勇士が運転する帰りの車の中で勇士が鏡に問いかける。

「表の世界に出られないのは八刃の定めだと思っています」

 その言葉に頭をかく勇士。

「どうしてそんな割り切り方しやがるんだ!」

 鏡は自分の掌を眺めながら答える。

「普通の人とは違う生き物だという事実は決して変りません」

 すると勇士が言う。

「谷本芽衣子って言ったよな、お前が家まで送った女子は?」

 鏡が頷くと勇士が続ける。

「ちょっとしたアンケートだって嘘をついてお前の事を聞いたらなんて言ったと思う?」

 鏡は少し考えた後、首を横にふる。

「少し真面目すぎる所があるけど、普通の男の子だって言っていたぞ」

 意外な答えに言葉を無くす鏡に勇士は続ける。

「自分達の方から壁を作っても意味が無いぞ。遺伝子が違うからどうした。肌の色が違うってだけで戦争するやつが居る反面、言葉が通じなくても仲良くなれる奴等も居る。俺からしてみれば、どんな化物みたいな力を持っていてもお前らは子供で未来がある。それなのに一族がなんだってくだらない理由でその未来を捨てるマネだけはするな」

 鏡の住むマンションの前で車が止まる。

 降りていく鏡に対して勇士が言う。

「幾らでも考えろ自分の未来は決して限定された物でないのだからな」

 そして走り去っていく車を鏡は見送ってから鏡が呟く。

「私の未来……」



 暫く走った後、勇士は一人の女性を拾う。

「全て聞かせてもらいました」

 その言葉に勇士が苦笑する。

「我ながら赤面物の台詞だったな」

 そして女性が首を横に振る。

「正しい意見です。しかし今の八刃では受け付けられない意見でもあります」

 大きく溜息を吐く勇士。

「公開すれば色々問題がでるだろうが、少なくとも選択の幅が生まれると思うぜ」

 その言葉に隣に座る女性が言う。

「そうですね公開できれば」

「安心しろ、上からの権力をさけて公開する方法なんて幾らでもある。でも良いのかいこんな資料まで俺に渡して、お前さんの立場もかなりやばくなるんじゃないか?」

 勇士の言葉にその女性、零子が真剣な面持ちで言う。

「私には子供が居ます。その子供に自分と同じ血まみれな道を歩んで欲しくありません」

 勇士はタバコを一本取り出して吸いながら、簡単に資料に目を通す。

「にしても萌野グループまで関わっていたとはな。これは通常の方法では表に出せないな」

 その時、四方から炎が巻き上がる。

 驚く勇士だったが零子が慌てて勇士を抱えて、車から飛び出す。

 炎の壁を超えた時、車が爆発する。

「さすがは、零刃を仕切っている零子さん良い反射神経をしていますね」

 その声に零子が青褪める。

「知ってる奴か?」

 勇士の問い、零子は信じられないものを見る視線でそれを見た。

 だらけた格好の中年にしか見えないが、その内部には決して通常の人間とは相容れない物を飼っている男。

百母モモモの長、どうしてここに?」

 その男、八刃の一つ、百母の長、百母西瓜スイカが言う。

「確実にその男を排除する為です。それと貴方に対する戒めとね」

 零子が必死に勇士を庇おうと呪文を唱え始めるが、西瓜の背後から現れた、爆炎を舞い上がらせる獅子がたった一撃で零子を戦闘不能にする。

「……逃げてください」

 動かない体で必死に言う零子に対して、勇士が西瓜を真っ直ぐ見つめながら言う。

「お前が何者かは知らないが、俺は負けない。例え死んでもこれを記事にする」

 その言葉に西瓜が嬉しそうな顔をする。

「そこまで言うのなら、賭けをしよう君がそれを記事にし、世界に八刃を認めさせられたら君を生かしておいてあげます。しかし出来なかった時は・・・」

 勇士が強く頷いた。



「この後用事はありますか?」

 鏡の言葉に、目を点にする芽衣子だったが慌てて言う。

「ありません!」

 すると鏡が言う。

「すいませんが、一緒に映画を見に行ってもらえますか?」

 激しく頷く芽衣子。

 景一が憎々しげに鏡を見る。

「どういう風の吹き回しだ?」

 それに対して、鏡は困った顔をして言う。

「私は映画を見たこと無いので一度見に行きたいのです」

 その言葉に景一が意地悪そうな顔で言う。

「だったら俺とでもいいんだな?」

 しかし鏡はあっさり頷く。

「お願いできますか?」

 鏡からは見えない位置から芽衣子が鬼の形相で景一を見ると、冷や汗を垂らしながら景一が言う。

「俺この後用事があったんだ」

 そして芽衣子がさも残念そうな顔をして言う。

「残念ね。今日は谷走くんと二人で見に行くしか無いわね」

 鏡は本当に残念そうな顔で頷いた。



 時野勇士身辺調査報告書



 時野勇士は、魔獣退治の現場を確認により我々八刃の人間の仕事を理解して。

 今後の対応を修正する旨を伝えて来ました。

 詳細は次の通りです。



 中略



 時野勇士は、比較的八刃に理解を示して居る為、これ以上の身辺調査は不要と思われます。



 零刃所属 谷走鏡



 十二年後、八刃学園という学園の調査の帰り道、勇士が言う。

「八刃学園なんてストレートな名前の学園を作ったな。俺は絶対諦めないぞ」

 そして娘の為のプレゼント用にぬいぐるみを買うためにぬいぐるみショップ『シロキバ』に入って行った。

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