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スキルの検証

新しいスキルを手に入れたからひとまず、スキルの内容を見てみよう

まず、思念伝達だが言葉を話さなくても意思を伝えることができるようだ。

近くにいる生まれたてのアリに思念伝達であいさつをしたが何も反応がない。

どうやら、思念伝達にもレベルがあるようでレベルを上げることで、意思を伝えることができるようになる感じだ。

おそらく今は受信しかできない状態で嬢王アリがなにか意思を飛ばしてくるかもしれない。

もう一つのスキル嬢王アリの庇護は、空腹と疲労を感じなくなるスキルのようだ。

これは、おそらく共食いを回避させて労働力として働かせるための嬢王アリの手足となるスキルのようだ。

確かに先ほどまで空腹が満たされている感覚がある。

このスキルがあると嬢王アリの奴隷として生きていく未来が確定しているように思う。

これはまずい。

こういう場合スキルのONOFF機能があるだろうからスキル嬢王アリの庇護をOFFと念じる。

スキル欄の色が青色表示だったのが灰色になっていた。

とりあえずこれで嬢王アリの奴隷として社畜のような人生いや、アリ生は逃れられた。

しかし、嬢王アリの庇護スキルをOFFにしたせいかおなかがすいてきた。

とりあえず、まだ生まれてないアリを喰って腹を満たすのとレベルアップが先決だ。

それから、10体くらい食ってレベルは4になり思念伝達のレベルが2に上がった。

原理的にはおそらくスキルを持っているものを倒すか喰らうかすることでスキルのレベルが上がるようになっているようだ。

少し眠気を感じてきた。

検索した結果だと働きアリは一日中睡眠なしで働いているらしい実際は一日に1分の休憩を250回とっているらしいが睡眠ナシはさすがにきつい。

嬢王アリの庇護があれば問題なくいけそうだが今はOFFにしているので眠たすぎる。

とりあえず、端の方で寝るとしよう。


睡眠していると頭の中に「餌をもってこい」と思念が伝わってきた。

嬢王アリの思念伝達によるものだろう。

1日の何回か思念を飛ばしているに違いない。

どのくらい寝てたのかわからないが、空腹をかんじたので朝食として近くにあった少し大きめの繭に手をかけようとしたところで、中から繭が破られた。

咄嗟に後ろに後退して様子を見ていると、中から羽が生えたアリが出てきた。

思わず、思念伝達でそのアリに「ごめん」と意思を飛ばしていた。


これはもしかしたら、次期嬢王アリなのではないだろうか。

喰おうとしたことがばれたらやばいかもしれない。


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