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同族喰らい

検索で調べた結果、アリも2,3日食事をしないと死んでしまうと書いてあったから、人間だったころの記憶があるので繭を食べるのにはあまり乗り気ではないが、生き残るためには仕方がない。

少しだけかじってみる。

意外と甘い味がする。

これなら、食べれそうだ。

今は、アリなのだから、味覚とかも少し違っているのかもしれない。

空腹を感じていたのと、おいしく感じたのか、体の半分くらいあった繭をすべて食べてしまった。

食事に夢中で気付かなかったが少し離れたところにいるアリがまだ生まれていない繭の中にいるアリ(同族)を喰っているのを目撃した。

しかし、特にそのアリを攻撃しようとするアリはおらずほかのアリはどこかに歩いて向かって行っていた。

もしかしたら、共食いは普通に起こっていることなのかもしれない。

そう考えると、自分が早めに生まれていてよかったと安堵した。

結構な量を食べたと思っていたが、まだ空腹を感じる。

レベルアップ等考えると無防備な繭の状態のアリを食すのが一番楽だ。

しかし、アリなのだ。

見た目的に食べたいとは思わないがしかしこれからは、アリとして生きていくなら虫とかを食べて生活しないといけないに違いない。

こんなところで躊躇していてはすぐに死んでしまう。

少しためらいながら、近くにまだ生まれていない繭に包まれたアリに近づいた。

この世界では、躊躇したらすぐに死んでしまうに違いない。

覚悟を決めて繭に顎を突っ込み喰らった。

あまり見なかったら味に関しては、さっき食べた繭と同じで、甘い感じで食べやすかった。


レベルが2になりました。

スキル思念伝達を入手しました。

スキル嬢王アリの庇護を入手しました。

称号:同族食らいを入手しました。


全部食べ終わると頭の中に流れてきた。


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