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【企画・詩】作品

十年後のあの約束の日に…… 【約束企画】

作者: 香月よう子



十年後、あの想い出のあの場所で必ず逢おうと

あなたと約束した


私たちは十七歳の時を共にして

裂かれ、彷徨い

再びあいまみえ

そしてまた違う人生を生きている


あなたとの約束に

私は生きる価値を見出し

日々、穏やかに過ごしている


十年後のあの約束の日


あなたはあの地を訪れるだろうか

私たちは無事再会できるだろうか


何もわからないまま

あなたの消息も知らず

ただ、私はあの約束だけを頼りに


あなたはあの約束を果たしてきっと

わたしはあの約束に救われるだろう

 

ただ、それだけを信じて


約束のとき

それは清かに近づきて

私の心を狂わせて……



本作は、家紋武範さま主催「約束企画」参加作品でした。


参加させてくださった家紋武範さま、そしてお読みいただいた方、どうもありがとうございました(^^)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『約束企画』にふさわしい御作品ですね。 再会の約束を頼りに生きてきた『私』ですが、『あなた』もそうであるかは分からない。 行くは交わらぬ道である以上、『あなた』が昔のままであるとは限りませ…
[一言] 背景にドラマを感じさせる詩ですね。 17歳から10年、高校生から立派な大人へと成長していったふたり。 主人公の抱く微かな不安が、最高の幸せに繋がればいいなと思いました。 香月さん、ありがとう…
[良い点] 切ない情熱ですね。 穏やかな生活の中で密やかに燃える約束の炎。 清かに近づいて狂わせるってところが素敵です!
感想一覧
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