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月夜に昇るオルゴール 静寂の夜度★★★★★
ライトを消し、ベッドに潜ろうとしたら。
窓向こうの夜空を明るく照らす、満月ひとつ。
そういえば今夜はピンクムーンだったっけ?
ひんやりとした窓に手をつきながら、見上げる。
金色の宝箱の形をした手のひらサイズのオルゴール。
それを持ち、ネグリジェの上から上着を羽織る。
バルコニーに出ると思ったより寒くて。
身体をぶるりと震わす。
夜空を煌々と照らす、ピンクムーン。
ピンクっていうか、白銀って感じで。
宝箱型のオルゴールをぱかり。
きりっきりっとネジを巻くと。
キン
キロ
キロロ
カン
キロロ…
コン
キン
キロ
コロロ…
静寂の夜。
遠く響く、オルゴールのやさしい音色。
キン コロ キロロ…
冷たい風に乗って。
オルゴールの音色が、月夜に昇ってゆく。
名前はまだ片ですが、トクタク詩集再開させちゃいますm(_ _)m
よろしくです☆彡
お立ち寄りくださりありがとうございました☆彡