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さくら色の少女 桜の木を擬人化したもの…?度★★★★★
風のなかをくるくる。
さくら色の長い髪を揺らしながら、くるくる。
さくら色の着物を纏った、美しい少女。
風のなかをくるくる。
切なげに微笑みながら、くるくる。
細くて白い美しい指先を空にのばす。
指先から、ひらひら。
桜の花びらがひらひらちるちる。
指先から手のひらへ。
手のひらから腕へ。
肩、胸、腹、足…そして。
ひらひらちるちる、さくらの花びらが舞い散る。
さくらの少女は風に乗って青い空へ。
くるくるひらひら…
ひらひらちるちる…
こちらの詩は、某詩集に掲載したものです。
そしてこの詩から、私のもうひとつの人格(?)氷雨さんが返歌を書いたのが「さくら色の少女の花弁を…」です。
───というと、とてもややこしい(^^;
お立ち寄りくださりありがとうございました!