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歩き馴れた並木通りを 故郷を出る瞬間?(イメージ)度★★★★★


名前の知らない木が、並木通りに葉を落とす。


枯れた葉が、風に振られてひらりはらり。


並木通りを茶色く染める。


その落ち葉を踏みながら並木通りを歩く。


かしゅかしゅとした乾いた葉の音が足下から響く。


その音が子供心を擽るような。


けど、どこか寂しさを覚えるような。


かしゅかしゅと音を鳴らしながら、並木通りを歩く。


なんども歩いた、並木通り。


この並木通りとも、少しのお別れ。


その先に行くために。


帰ってくるかわからないけど。


帰ってこれるかわからないけど。


並木通りの終わりに近づくと。




───いってらっしゃい…



冷たい風の中に、そんなあたたかな声が聴こえた気がした。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 住み慣れた街を出るとき、こんな気持ちになりますよね。 いつかまた戻ってくるかな。もう戻ってこないかな。 でも心の中にはずっと故郷があたたかな場所として存在してくれているんですよね。 切なく…
2022/05/24 06:29 退会済み
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