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応援するよ、なんて。 切ないフラレ詩度★★★★★

※こちらの詩は2022年 01月15日に短編詩として投稿したものです。




君が別れてほしいと言ってきた。


『好きな人ができた』


君は私をまっすぐに見つめてそう言った。





…知っていた。


君がその人とふたりで行動するようになっていたことを。


君がその人の名前をよく出すようになっていたことを。


君がその人を見つめるようになっていたことを。


君が私の眼を見なくなってしまっていたことを。


君の心が、日に日に私から離れていっていたことを。



「わかった、応援するよ」


私は笑顔で君に言った。


涙を喉の奥に飲み込みながら。


『応援するよ』


なんて偽りながら。




めいいっぱいの笑顔で、大好きな君に言った。




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