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夜空煌めくイルミネーションの下で キラキラ度★★★★★

※こちらの詩は2021年 12月23日に短編詩として投稿したものです。



仕事が忙しくてすれ違いっぱなし。

イブもクリスマスも会えないなんて。



「しかたないよ」



電話むこうで謝るあなたに微笑む私。

あなたとの電話を終えて、猫のぬいぐるみをむぎゅ。



「しかたないよ…」



猫のぬいぐるみをむぎゅりとしながら。

ひとりごちる私に微笑みはなくて。



        ☆・*☆・*☆・*☆・*☆



クリスマスの夜。


仕事帰りの帰路をひとりで歩く。


何となく見上げた夜空では、


ちいさな星つぶたちが夜空をきらきらと煌めかせていた。


赤に黄色に青に銀色。


いろんな色が夜空のむこうできらきらと揺れる。


まるでイルミネーションみたいだなぁ。


ぼんやりと夜空を見上げていた。


すると。



シャラン。



煌めく星つぶのまんなかを。


きらりきらりと流れ星が零れていった。


まるで、夜空の溢した涙のような、


儚く美しい流れ星。


思わず鞄からスマホを取り出す。


画面に映るあなたの名前に触れようとして。


指先をピタリ。


画面の少し上で指先を止めた。


迷惑だよね…


呟く私の声は夜の闇に消えてゆく。


リリリリリ……


ふいにスマホが揺れる。


画面に映る、愛しい名前。


あなたの名前が手の中で振動する。


胸弾ませながら電話をとる。


『もしもし』愛しいあなたの声が鼓膜を震わす。


興奮気味のあなた。


興奮気味の私。


いっせいのせ!


そんな合図もなく、重なる電話のあわい





『『今すごく綺麗な流れ星が流れたよ!』』





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